全国各地に点在する素晴らしい日本の宿たち。お部屋から見える優雅な景色や贅沢な天然温泉、そして地元の味をふんだんに使ったグルメなど、楽しみ方も多種多様です。

そんな日本の旅館やホテルですが、日本人だけでなく外国人たちをも魅了する宿も少なくありません。今回は、日本で暮らす複数名の外国人のかたがたに「行ってよかった日本の旅館・ホテル」についてアンケートを実施。

宿を利用してみた様子や、旅の思い出などを語っていただきました。みなさんの感想をもとに、ぜひ次の旅行先を決めてみてはいかがでしょうか。

※本記事は新型コロナウイルス感染拡大時のお出かけを推奨するものではありません。新型コロナウイルスの海外渡航・入国情報および各施設の公式情報を必ずご確認ください。

湯宿せきや／長野県下高井郡

長野県下高井郡の「湯宿せきや」を推すのは、日本で暮らすアメリカ・ワシントン出身の男性。2019年の1月、雪景色のなかで過ごした同館の魅力を語っていただきました。

1912（大正元）年創業で、客室は全8室のみと、大人の隠れ宿のごとく静かな寛ぎの空間が広がります。

「客室が8部屋しかないので、他の客と滅多に会うこともなく静かに過ごせました。せっかくのリラックスタイムはこうでなくちゃね」

客室は、シモンズ社製のダブルベッドに、マッサージチェアやDVDシアターを完備。さらに、すべての部屋に源泉かけ流しの露天風呂がついています。

「全室露天風呂つきというのが最高でした。ほかにもホテル内に3つの貸切露天風呂があって、どれも違う雰囲気を楽しめる。貸切だから妻と混浴できたのもうれしかったです」

貸切露天風呂は、檜露天風呂、露天岩風呂、ジャグジー付き桶風呂の3種類。どれも森の中にあり、森林浴をしながら湯浴みすることができます。

食事は霜降り信州牛のしゃぶしゃぶをメインに、志賀高原山麓の北信濃ならではの山の幸や野菜、フルーツをふんだんに使った郷土会席料理。

「個室にどんどん食べ物が運ばれてきてびっくり！ディナーはしゃぶしゃぶが特に美味しかったです。生の魚も焼いてもらって、ゆっくり食事を楽しめました。朝食も豪華で、アメリカのホテルじゃ卵やベーコンがあればよしなのに、朝から食べきれないくらいの品数があってすべて美味しかった！」

最高のロケーションと天然温泉も！