モネにゴッホ、ピカソまで。有名作品を楽しめる国内の人気「美術館」ランキング
美術館といえば東京都内の上野美術館などが浮かびがちですが、国内各地にはゴッホやモネなど数々の名画から現代アートまで、名立たる芸術家たちの作品を所蔵した個性あふれる美術館がそろっていることはご存じでしょうか。
世界最大の旅行プラットフォーム「Tripadvisor(R)」が、「旅好きが選ぶ!日本人に人気の美術館・博物館ランキング2020」を発表しました。過去1年間に投稿された実際の口コミから集計されたリアルな結果を、早速チェックしてみましょう。
※本記事は新型コロナウイルス感染拡大時のお出かけを推奨するものではありません。新型コロナウィルスの海外渡航・入国情報および各施設の公式情報を必ずご確認ください。
モネ、ゴッホ、ルノアール…歴史的名画から紀元前エジプトの彫刻、草間彌生まで勢ぞろい
第10位 三鷹の森ジブリ美術館/東京都三鷹市
日本を代表する映画制作スタジオ「スタジオジブリ」の世界観が具現化されたスペースや建物の中に、これまでの大人気作品に関する展示物が集約された「三鷹の森ジブリ美術館」。
平面から立体まで多くの美術品や、ジブリの世界そのままのカフェなど、まるでテーマパークのように楽しめるスポットです。
2001年の開館以来、事前販売チケットが常に売り切れ続けている人気ぶりは、さすが国民的アニメーションスタジオの公式施設。スタジオジブリ映画は世界中で人気を博しているため、ジブリ美術館のために海外から訪れる観光客もいるほど。
口コミにも「ジブリ好きにはたまらない」「いろいろな仕掛けがあり、大人でも十分楽しめます」「実際にネコバスに乗れる」「世界観に対して持っている知識が浅かろうと深かろうと、どのような人たちでも存分に楽しめる」と絶賛が並びます。
第9位 十和田市現代美術館/青森県十和田市
十和田市が「アートによるまちづくり」をプロジェクトに掲げ、2008年にオープンした「十和田市現代美術館」。
世界的に著名な草間彌生、奈良美智、オノ・ヨーコをはじめとするアーティストたちの作品を、1つの部屋やスペースに1作品という丁寧な展示方法でじっくりと鑑賞することができます。
本美術館のためだけに制作された33組・38点の大型のインスタレーション作品が常設展示され、世界中から熱い注目が集中。2018年には累計入館者数が150万人を達成しました。
館内にはアーティストのグッズを購入できるショップや、青森県の新鮮な食材を生かしたおいしい食事を楽しめるカフェもあり、どっぷりと美術を満喫する1日を過ごすことができます。
口コミでは「たくさんの美術雑誌で特集される憧れの場所」「建物も真っ白で綺麗で、作品もとても楽しめる」「美術館の周りにたくさんのパブリックアートがあり、写真映え。美術館館内も写真撮影可能でたくさん撮影できる」「今まで行ったなかで一番好きな美術館」と、すっかり夢中になってしまったというコメントが多く寄せられています。
第8位 国立新美術館/東京都港区
日本の国立美術館として5番目にあたり、2007年に六本木で開館した「国立新美術館」。
日本最大となる地上4階~地下1階の建物内に3万平方メートルの総敷地面積、4万9,830平方メートルの床面積を誇り、所蔵コレクションを持たず企画展示のために作られました。
オープン以来、ルーヴル美術館、アムステルダム国立美術館、オルセー美術館など、世界トップクラスの美術館が所蔵する有名作家たちの作品展示が何度も行われ、都度大きな話題を呼んできました。
館内にはフランス料理の巨匠ポール・ボキューズのブラッスリーをはじめカフェなども併設され、心ゆくまで美術について語り合うことができます。
口コミでは「国際的に活躍された黒川紀章氏の最後の設計作品である美術館」「建築そのものが斬新」「常に新しい展覧会が複数催されいつ行っても何か興味を引くものがある」「建物が美しく、写真映え」「地下のショップはより広く、面白い・おしゃれなグッズがいっぱい」と、美術好きを必ず満足させる内容に賞賛の声が集まっています。