マジでヤバい!?海外で日本人が言いそうな「NGワード」
うんめぇ!(うまい)/スワヒリ語
最後は何気ない日本語が、スワヒリ語だとちょっと要注意の言葉になる例を紹介します。そもそもスワヒリ語とは、岩波書店『広辞苑』で調べると、
<タンザニア・ケニア・ウガンダなどの主要言語>(広辞苑より引用)
とあります。
サハラ砂漠以南のアフリカ大陸東部にあるタンザニア、ケニア、ウガンダといえば「ビクトリア湖」を分け合う3カ国と説明してもいいかもしれません。
ビクトリア湖はアフリカ最大の湖で、世界最長のナイル川(白ナイル)の源流にもなっている湖です。
この湖をシェアする国々では、スワヒリ語が話されています。この地域で、レイクビューのレストランに入り、湖を眺めながら、おいしい料理を口にしたとしましょう。
「アフリカの真珠」ともいわれる湖の美しさも相まって、思わず「うんめぇ!」と叫んでしまうかもしれません。
そのとき、周りに現地の店員さんがいたら、一様に皆が「ん?」と変な顔をする可能性があります。その後も料理を口に運ぶたび、「うんめぇ!」と口にしたら、次第に周りの客の方が気分を悪くするかもしれないので注意しましょう。
スワヒリ語で、「うんめぇ!」は、「uume」と聞こえるようです。
英語とスワヒリ語の辞書を引くと、「uume(ウーメ)」は「粉」という意味が掲載されています。同時に俗語で「男性器」という意味もあるのだとか。
逆の状況で考えてみれば、日本のレストランでアフリカから来た旅行者が食事していたとします。彼ら、あるいは彼女らが料理を口にするたびに、何かの偶然か「男性器」「男性器」といいながら、料理を食べている状況と一緒です。
もちろん外国人が外国語でしゃべっているのであれば、不思議な偶然に周りは笑って済ませてくれるはず。しかし、事前に知っていたのであれば、控えた方が無難かもしれません。
タンザニア、ケニア、ウガンダなどで食事しておいしいと感じたら、誤解を与えないためにも「おいしいね」など丁寧な言葉遣いを心掛けたいですね。
今回は、何気ない日本語が外国ではちょっと際どい意味に聞こえてしまう可能性のあるケースを紹介しました。まだまだこの手の言葉はたくさんあります。しかし、なかには何気ない単語でも相手を不快な気分にさせたり、場合によっては傷つけてしまう恐れも。
とてもレアな状況かもしれませんが、言葉の意味を知っておくとこのような状況を回避することができるはず。そして皆さんも身近な外国人と交流する際はぜひ覚えてみてはいかがでしょうか。
- 参考
- Castle in the Sky – Wikipedia
- スタジオジブリ「Q&A」
- image by:Unsplash
- ※掲載時の情報です。内容は変更になる可能性があります。
- ※本記事は新型コロナウイルス感染拡大時のお出かけを推奨するものではありません。新型コロナウィルスの海外渡航・入国情報および各施設の公式情報を必ずご確認ください。