1300年続く歴史。名湯ぞろいの鳥取県の人気温泉地&ご当地グルメ

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2021/03/27

鳥取砂丘をはじめとした名所の数々に、多くの旅行客が訪れている鳥取県。北は日本海、南の中国山地という大自然に恵まれた景勝地やスポット、グルメや文化など、鳥取県ならではの魅力にあふれています。

なかでも、日本屈指の名湯を持つ鳥取県の「温泉」たちは見逃せない観光ポイントのひとつ。県内に点在する温泉地のなかから、見事な源泉とともに地元の伝統グルメが堪能できる名所をご紹介します。

※本記事は新型コロナウイルス感染拡大時のお出かけを推奨するものではありません。新型コロナウィルスの海外渡航・入国情報および各施設の公式情報を必ずご確認ください。

岩井温泉

image by:PR TIMES

山陰地方でも最古クラスの温泉地として、1300年を超える歴史を持つ「岩井温泉」。古くは平安時代初期に宇治長者・藤原冬久氏が湯治で病を克服したという伝承があるほど、高い効能の硫酸塩泉源泉を堪能できる名湯です。

岩井温泉では、江戸時代から伝わるという手ぬぐいを頭に乗せてお湯をかける「湯かむり」という風習が入浴時の楽しみのひとつ。共同浴場の「ゆかむり温泉」には、1200年にのぼる湯かむりの歴史が壁画として描かれています。

源泉かけ流しの温泉から存分に効能を得るために、長い歴史の絵画をじっくりと眺める「湯かむり唄」を行いながら、身体と向き合うひとときは格別。数々の時代を経て今に至る名湯が、より深く浸透するのを感じられますよ。

image by:PR TIMES

岩井温泉に赴いたらぜひ味わいたいのが、岩美町ならではのご当地グルメ「ばばちゃん鍋」。「ばばちゃん」とは、日本海の水深300~500mに生息している深海魚「タナカゲンゲ」のこと。

鳥取県を代表する冬の味覚「松葉ガニ」漁のための沖合底引き網漁業で共に水揚げされる「ばばちゃん」は、顔を正面から眺めた顔が「まるでおばあちゃんのようだ」とついた愛称で、漁師たちが愛する食材として知られてきました。

コラーゲンがたっぷりでフワフワとやわらかく、クセがない白身は寒い季節の鍋料理と相性抜群。名湯で身体を癒してから、なかなか食する機会の少ない深海魚をいただくという、珍しさいっぱいの思い出作りにぴったりです。

豪円湯院

image by:PR TIMES

地下1,200mから湧き出す源泉を、標高約750mにある浴槽へと汲み上げている「豪円湯院」。老舗「白雲荘」の宿泊施設を日帰り入浴施設としてリニューアルし、今では大山の観光スポットとして注目されています。


奈良時代の『出雲国風土記』にはすでにその名が登場し、「神の在ります山」と畏敬の念を抱かれてきた大山のパワーを大いに感じることができ「大山火の神岳温泉」と呼ばれ、疲労回復や治癒効果への効能も期待できる名湯です。

「神の湯」と名付けられた内湯と壮麗な展望の露天風呂や、源泉をそのまま身体へ取り入れることができる飲泉コーナーも。

なかでも露天風呂から眺める大山は絶景で、大山寺の参道沿いというロケーションから、登山家たちを癒す場所としても人気を博しています。

豪円湯院へ訪れたら、施設内のレストラン「神の湯亭」で味わうことができる絶品の「豪円とうふ」を。昔ながらの手法を守り、大山の天然源泉水に鳥取県産の高級大豆を使用して作られており、非常に栄養価が高いのも魅力です。

「大山寺」image by:Reggaeman, CC BY-SA 3.0, via Wikimedia Commons

霊峰・大山に建ち、かつて3,000人にのぼる修行僧を抱えたほどの繁栄が見られていた大山寺。僧たちは肉食を禁じられており、豆腐は貴重なたんぱく質を摂取する食材としても愛されていました。

まろやかさもたまらない豆腐はスルスルと食べられてしまうおいしさで、レストランのメニューにはなんと「豆腐の食べ放題」という珍しいメニューも。お持ち帰り用の豆腐も販売されているため、お土産にも入手したい逸品です。

まだまだ知らない名所やグルメが眠っている鳥取県の魅力。昔から変わらない豊かな自然が育んだ温泉や料理の数々で、暖かな季節へ向けてエネルギーチャージをしてみてはいかがでしょうか。

  • source:PR TIMES
  • image by: Shutterstock.com(イメージです)
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美容師・ヘアメイクを経て映画業界に転身。フリーの記者カメラマンとして国内外のレッドカーペット取材や俳優インタビューを行いながら、来日イベントの企画運営・PR、記者会見や舞台挨拶のMCなど洋画をメインに活動。現在は育児のため仕事をセーブし、ライターとして幅広いジャンルの記事を執筆中。

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