海外からも大絶賛。この春、群馬県「こいのぼりの里まつり」で絶景を楽しもう
館林市内の数カ所で絶景の「こいのぼり」が泳ぐ!
同祭りのメインはやはり数え切れないほどのこいのぼりが飾られている圧巻の景色です。
春の風物詩としてニュースなどでもよく取り上げられているこの風景が見られるのは館林市内。館林市内を流れる一級河川の「鶴生田川(つるうだがわ)」「近藤沼公園」「茂林寺川」「多々良沼」「つつじが岡パークイン」などがメイン会場です。
なかでも鶴生田川はこいのぼりの数が最も多く、景色も良いことからとてもにぎわっています。
鶴生田川の真上を泳ぐこいのぼりの数はなんと2,500匹以上!川沿いは桜並木にもなっているので、桜とこいのぼりのコラボレーションがとても鮮やかで美しい日本の風景を生み出しています。
全国から集められたこいのぼり
春の風のなかを優雅に泳ぐこいのぼりたち。鶴生田川は等間隔にこいのぼりが飾られ、水面にも泳ぐ姿が映し出されています。風が吹けば一斉に動き出すようすは大きな川のなかを本物の魚が泳ぐようにも見えるから不思議。
マゴイの黒、ヒゴイの赤、子どもの青以外のも緑や紫、なかにはピンク色やオレンジ色など色とりどりのこいのぼりが鮮やかに鶴生田川を彩ります。
こいのぼりの里まつりのこいのぼりは、実は全国各地から集められたものが多くあります。こいのぼりは子どもの成長とともに飾られることが少なくなり、家庭で眠ってしまうことが多いものですよね。
上手に受け継がれて行けば良いのですが、飾るスペース、住宅事情などは時代とともに変化していくもの。飾られなくなったこいのぼりたちが全国から寄付され、このこいのぼりの里まつりのメインとして飾られています。
全国から集まったこいのぼりのほかにも地元の小学生たちが作ったこいのぼりや、とても大きなこいのぼりも一緒に飾られているのでそちらもぜひ注目してくださいね。
無料駐車場も充実。こいのぼりを見ながらお散歩するのもおすすめ
五月晴れの空の下、気持ちよさそうに、そして面白そうに泳ぐこいのぼりを眺めながらお散歩を楽しむのがお祭りの過ごし方です。
お祭りの期間中には屋台が出店されたり、イベントが行われる日もありますが基本的には景色を楽しむのがメイン。鶴生田川にかかる橋の上からこいのぼりを眺めたり、川沿いの遊歩道をのんびりと散策しましょう。
館山市内5つの会場にはそれぞれ無料の駐車場が用意されています。
お祭りの期間が長いこと、こいのぼりが見られるエリアが広いこともありそれほど混雑はしておらず、マイペースに散策や写真撮影を楽しめます。
無料の駐車場も利用可能なことがほとんどですので、ドライブがてら出かけるのもおすすめです。例年、夜にはライトアップも行われ、昼間とは違った幻想的な雰囲気に包まれます。
おすすめは「桜」と「ツツジ」の季節
約2カ月間の長期間にわたって行われるので、もちろんいつ訪れても圧巻の景色が見られますが、特におすすめの時期は「桜」が咲く時期と「ツツジ」が咲く時期です。
毎年、4月上旬には同祭りと共に「館林さくらまつり」が、そして4月中旬くらいからは「館林つつじまつり」が行われます。館林はつつじの街としても有名で、「館林市つつじが岡公園」では例年4月から5月にかけて、およそ1万株ものつつじが満開を迎えます。
赤やピンク、白のつつじは桜の美しさとはまた違う趣のある姿。絨毯のように隙間なく咲き乱れるつつじの花に思わずうっとりとしてしまいます。
全国で見られるこいのぼりも、これだけ集まると特別な風景へと変貌しますよね。季節の移り変わりを目で見て体感できる「こいのぼりの里まつり」は、関東からのお出かけにもぴったり。
残念ながら2021年は中止が発表されてしましましたが、来年こそは子どもの成長を願う親心の込められたこいのぼりという文化に、改めて触れてみたいですね。
- こいのぼりの里まつり
- 鶴生田川、近藤沼公園、茂林寺川、多々良沼、つつじが岡パークイン
- 例年:3月25日〜5月15日
- image by: Shutterstock.com
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- ※本記事は新型コロナウイルス感染拡大時のお出かけを推奨するものではありません。新型コロナウイルスの海外渡航・入国情報および各施設の公式情報を必ずご確認ください。
- 初回掲載2021年4月28日、更新2023年4月7日