世界の○○が京都にあった!?旅行気分を味わえる絶景スポット7選
なかなかお出かけが難しい昨今、海外旅行なんて夢のまた夢……ですよね。今回は、京都府内各地を取材しているKYOTOSIDEチームが見つけた「これって世界の〇〇に似ている!」というスポットをご紹介します。ステイホーム期間に、写真とともに旅行気分をお楽しみください。
日本のベネチアは伊根にあり!@伊根の舟屋
海外旅行の人気スポットで上位に上がるイタリア。ローマやフィレンツェなど魅力的な街が多いイタリアですが、その中でも人気が高い観光スポットといえば「水の都ベネチア」です。
ここでは水路が交通のメインとなっている世界でも珍しい都市。写真のカナルグランデ大運河は多くのゴンドラや水上バスが走るメインストリートです。街が水に浮かんでいるなんて、ロマンチックですよね~。
そんな風景がここ、伊根町にもあります。「日本のベネチア」とも呼ばれる伊根町の舟屋は、伊根湾に沿って230軒もの舟屋が建ち並び、その美しい町並みは国の「伝統的建造物群保存地区」に選定されています。
この舟屋は、1階がガレージ(舟屋)、2階が住居スペースになっています。かつては一家に一艘の舟を持ち、ベネチアと同じく交通手段として使っていたのだそう。
ちなみに現在の舟屋の形になったのは昭和初期のころ。それ以前は舟が一艘入るくらいの藁葺の小屋でした。それが道の改装とともに今のような形になったのだとか。
現在でも、漁師さんの生活の場として活躍しています。個人のおうちなので中を見ることはできませんが、もし見学したい!という場合は「幸洋丸」さんの舟屋へ。実際に使われていた漁具や写真などが展示されていますよ。
また、海上タクシーや伊勢湾めぐり遊覧船で舟屋の周りを海から見ることができます。伊根の舟屋についてもっと知りたい!というかたはこちらの記事をチェックしてください~。
レトロな町並みに現れる小さなベニス@舞鶴・吉原地区
こちらも伊根と同じく、ベネチアに例えられる町です。どこかわかりますか?
こちらは「舞鶴のベニス(ベネチア)」とも称される古い漁師町・吉原地区の景色です。ちなみに、ベネチア(Venezia)はイタリア語で、英語表記だとベニス(Venice)となります。今回はそれぞれの地域で親しまれている呼び名に準じます。
ここは約300年前、田辺城下で大火が起こった際に、藩の命令で移住してきた人たちのために造られました。南北に直線の道路が数本走り、中央を水戸堀が流れ、両脇に舟屋が立ち並ぶ景色は風情たっぷりです。
本物のベネチアの写真と並べても遜色ないほどそっくりですね!吉原地区では観光のための舟は出ていませんが、舟屋が並ぶ景色は思わず写真に収めたくなります。
舞鶴のベニスにあるレトロ銭湯「日の出湯」の記事はこちら。