韓国人がショックを受けた、日本とは微妙に違う「カルチャー」比較
大量売り、大量買いが当たり前だからこそ…
さらにスーパーマーケットで驚いたことについて、全員が「確かに!」と頷いたことがあります。それが、日本のスーパーマーケットでは30個入りの卵ケースが売っていないこと。
「鶏鳴新聞」(2020年9月15日号)によると、国際鶏卵委員会(IEC)の報告した2019年次の統計数値では、韓国の鶏卵消費量は世界9位。たしかにケランマリやケランチムなど卵を使った韓国料理はたくさんありますし、家庭料理でもたくさん卵料理がでてきます。そのためか、韓国では30個とかなり大量の卵が1ケースにまとめて売っているのです。
もちろん日本のように6個入りなどもありますが、30個入りと比べると割高なお値段。だからこそ、マートにいけば30個入りパックがでーんと当たり前のように並んでいます。
ちなみに日本では30歳のことを三十路といいますが、韓国では30歳のことを「ケラン ハン パン(卵1ケース)」というほど、30個入りの卵ケースは生活に馴染んでいるのです。
もし身近にアラサーの韓国人がいたら、年齢の話で「君はケラン ハン パンぐらいかぁ」なんて言ってみてください。「よく知ってるね!」と盛り上がるはずです。
韓国のスーパーでは、足元にご注意!?
ちなみに私が日本のスーパーマーケットを訪れるたびに思うのが「店内チラシの圧が少ない」ということ。圧ってなに!?と思われるかもしれませんが、韓国のマートでは、チラシが床にデカデカと貼ってあったりします。
日本のスーパーマーケットは比較的きれいにチラシも並べて貼ってあるイメージですが、韓国は「チラシなら目立った方がいいよね!」といった方向なのか、通路におすすめ商品の大きなチラシが貼ってあり、それがとにかく圧がすごい!
韓国は大量売り商品が多いからこそカートも日本と比べて大きいのですが、立ち止まってそのチラシを眺めているおばあちゃんの後ろでカートが渋滞していたことも…。
私も日本から韓国に戻り、両親と一緒にマートへ行った際、足元も見ずに気づいたらチラシの上で立ち止まってしまっていて、おばさまに「あなた、そこいるとチラシが読めないでしょ!」と叱られてしまいました。
最近はきれいに整理されたマートが人気なせいか貼ってあるチラシも減ったようですが、韓国旅行でマートを訪れる場合は、ぜひ足元に注意してみてください。