韓国人がショックを受けた、日本とは微妙に違う「カルチャー」比較
このベランダの作りは、韓国の気温も関係しているのかもしれません。気象庁によると、東京の1月平均気温は5.4度(2021年)。ソウルナビによるとソウルの1月平均気温は-1.8度なので、冷え込むことがわかりますね。韓国のベランダと室内を分けるガラス窓は2重窓になっていることが多く、保温性にも優れています。
ちなみに窓があるからといってリビングのような部屋の一部というわけではなく、イメージとしては日本のサンルームのような空間です。洗濯物もこのベランダ部分に干しますが、雨や雪でも関係なく干せるため非常に便利。私の実家では洗濯機をベランダに置き、そのまますぐに干せる環境にしていました。
洗濯乾燥機の機能が便利すぎる!
- 韓国も便利な家電がたくさんありますが、日本で利用して驚き、すぐに買ったのが、コンパクトな「乾燥機能付きの洗濯機」です。いまの物件のベランダにはガラス窓がないので、韓国のアパートみたいに天気を気にせず干せないのが悩みだったんですが、これですべて解決!(30代男性)
ソフトブレーン・フィールドが発表した「専業主婦世帯と共働き世帯の洗濯に関する調査」によると、日本の専業主婦世帯53.6%と、共働き世帯57.9%が乾燥機能付き洗濯機を利用しているとのこと。日本ではかなり当たり前となってきて、家電量販店でもズラリと乾燥機能付き洗濯機が並んでいますよね。
韓国にももちろん乾燥機能付き洗濯機はありますが、あまり一般的とはいえません。また「家に乾燥機あるよ!」という人に聞いてみると、洗濯機と同じぐらい大きな乾燥機を別で買い、上下に重ねていたり並べていたり…洗ってそのまま乾燥できる、いわゆる一体型のタイプはそこまで浸透していないよう。
話を聞いた韓国人のみなさんも、一体型の乾燥機能付き洗濯機を韓国で使用していた人は1人だけ。韓国も梅雨の時期などは湿気が多く、また人口密度の高い都心部は部屋が狭い物件も多いため、乾燥機を単体で置きにくい住宅環境です。コンパクトで便利な乾燥機能付き洗濯機は、もっと普及してほしいところですね。
今回は日本滞在経験のある韓国人が日本を訪れてカルチャーショックを受けたり驚いたことをご紹介しましたが、スーパーとマート、マンションとアパートなど、身近にあるものでも意外な違いが見つかり、また改めてそれぞれの良さも再発見できました。
アフターコロナで韓国を訪れる際は、ぜひ日本と違う韓国の意外な一面を見つけてみてください!
- image by:starstruck2049/Shutterstock.com
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