東京ドーム約10個分!絶景広がる伊豆「修善寺 虹の郷」で、環境に配慮したおでかけをしてみた
都内から日帰りでも遊びにいける、静岡県の伊豆半島。その中心付近に位置する伊豆市の「修善寺 虹の郷」(以下、虹の郷)は、広大なエリア内に四季折々の花の絶景が楽しめる園内に、イギリスやカナダ、そして日本固有の文化や街並みを体感できる施設をギュッと詰め込んだ、子どもから大人まで楽しめるテーマパークです。
しかしながら、約50万平方メートル(東京ドーム約10個分)にも渡る広大なエリアを十分に回るには工夫が必要です。このため普段は、クラシカルで可愛らしい「ロムニー鉄道」(2021年10月時点、線路の不具合により運休中)や「ロムニーバス」がエリア散策の足として活躍しています。
しかし今回は、いま話題の電動モビリティのひとつである電動バイクで園内を散策できるイベント「電動バイク・ミーティング」(以下、ミーティング)に参加し、より自由度の高い電動バイクでまわって、園内の魅力をご紹介します。
※本記事では一部撮影のためマスクを外しています。
※本記事は新型コロナウイルス感染拡大時のお出かけを推奨するものではありません。新型コロナウィルスの国内・各都道府県情報および各施設の公式情報を必ずご確認ください。
かわいらしい電動バイクで園内へGO!
今回参加したミーティングは、地元の高校生を中心として活動する「原動機研究部」による発案の下、伊豆市と修善寺虹の郷を運営するシダックス大新東ヒューマンサービス株式会社、そして電動バイクを製造販売するさまざまな企業が協力し、産学官による取り組みとして実現した電動バイクの試乗検証・実証実験企画です。
このミーティングは21社、約50台の電動バイクが参加する実証実験。電動バイクだけでこれだけ多くのメーカーが集まるイベントは、前例があまりないかもしれません。
電動モビリティ「GOGO!カーゴ」を提供したFuture株式会社執行役員の坂田智子さんは、原動機研究部からの直接のオファーがきっかけで、以前から興味があったテーマパークなどへの電動モビリティの提供というニーズに合致したため、参加したそう。
可愛らしいフォルムに加え、またがず座ることができる角型の座面は、スカートを履いた方でも気軽に乗車できそうですね。
今回はこういった電動バイク(電動キックボードなど)をお借りして、園内を散策していきます。
「修善寺 虹の郷」をぐるりと満喫
イギリス村
虹の郷の園内は大きく分けて以下の6つのエリアがあります。
- イギリス村
- カナダ村
- 匠の村
- フェアリーガーデン
- 日本庭園
- 伊豆の村
まずエントランスゲートをくぐると眼前に広がるのが「イギリス村」の風景です。三角屋根と煙突が特徴的ですね。イギリスといえばハリーポッターが有名ですが、ここイギリス村でも、そうした映画の世界観もちょっぴり味わえます。
イギリス村は落ち着いた街並みとは裏腹に、赤が眩しい2階建てバスが目を引きます。このバス、実はカフェなんです。トレインカフェというのはたまに聞きますが、バスカフェは、なかなかありませんよね?しかも2階建て!これはぐっときますね。
カナダ村
イギリス村から園内を時計回りに進むと辿り着くのが「カナダ村」です。
イギリス村からカナダ村へは四季街道と呼ばれる園内のメインルートによりアクセスすることができるのですが、その途中では富士山を背景に写真を撮ることができるフォトスポットや、四季の花々などを見る事ができます。
ここの移動は平坦路であり、坂道に弱い、パワーが無いといわれていたような旧来の電動バイクでも問題無く走れる道だと感じました。このため、今回の実証実験に持ち込まれた“いまの”電動バイクは、当然のごとくスムーズに進んでいきます。
カナダ村の入口には、水遊び広場やインディアン砦などアクティブなお子さんにピッタリなエリアがあります。
特にインディアン砦には、木々の間を滑りぬける全長約100mのローラー滑り台(滑走可能年齢:小学生以上)など、大人も声を上げてしまうような迫力満点のアトラクションが存在。
一方のカナダ村は、パステルカラーのレトロな街並みと、緑に彩られたクーテニー湖が印象的。家族でゆったり楽しんだり、のんびりデートしたりするのにピッタリなエリアです。