日本の美味しいレトルトカレーランキング

今回は、全12種類のレトルトカレーを食べ比べてもらいましたが、台湾人が個人的に美味しいと思ったレトルトカレーは、一体どれなのでしょうか？

試食してもらったみなさんに投票してもらった結果、以下のランキングになりました。

第3位 新宿中村屋 インドカリー スパイシーチキン

「とても台湾のカレーに似ていると思いました！もう少し味は控えめですが、お店で『日式カレー』と書かれている、子どもでも食べやすいカレーに味が近い気がします」

第2位 芳醇チキンカレー×魯珈

「火鍋のようなスパイシーさで面白かったです！人気店の行列に並ぶのは大変だけど、レトルトカレーですぐに食べられるのは嬉しいですね。今度お店にも行ってみたいと思いました！」

第1位 新宿中村屋 インドカリー ビーフスパイシー

「柔らかい牛肉とか具材がたくさん入っていて、とても高級感を感じました。カレーらしいスパイシー感もあって、舌触りもよくて食べやすかったです！」

ぶっちゃけ…「嫌い」「苦手」なカレーはあった？

みなに愛されるカレーといえど、個人の好みは千差万別。そこでもう少し踏み込んで、正直に「嫌い」「苦手」なカレーはあったか聞いてみたところ、以下のようなコメントが寄せられました。

「台湾の給食のカレー、どうにかして食べてみてほしいです。あれを食べたら、日本のカレーはどれほど恵まれているか気づくはずです（笑）」

「どのカレーもレトルトであることを考えると、信じられないほどクオリティが高いなと感じました。お店に出しても遜色ないのでは？」

「台湾のレトルトカレーは、甘味が強くてさっぱりしているものが主流な気がします。私はそれを食べ慣れていたので、日本のレトルトカレーが味が濃くて最初はびっくり。特に黒カレーは正直ちょっと苦手かも…とは思ったのですが、旨味が強いんだなと気付いたら、あっという間に慣れてしまいました（笑）」

台湾のみなさんに、日本のレトルトカレーが非常に受け入れられていることがわかりますね。

台湾と日本のカレーの違い

ここまで、台湾出身者に日本のレトルトカレーについていろいろとお話を伺ってみましたが、実際に台湾と日本のカレーにはどんな違いがあるのでしょうか？

まず、日本では一皿ずつ提供されることが多いですが、台湾では食卓でカレーの鍋をどんっと置いて、そこから自分でお皿にカレーを注ぐスタイルです。

さらに先述したとおり、鶏肉や豚肉を揚げたものが乗っていたり、ブロッコリーが横に置いてあったりします。そのため日本に来てから初めて「福神漬け」や「らっきょう」がのせられていることに驚く人も少なくないそう。

このように台湾で親しまれている「日式カレー」は、日本のカレーそのままというより、台湾風にアレンジされているカレーなのですね。

日本のカレーライスが台湾に伝わって長い時間が経つと思いますが、やはり日本でも海外の食文化が独自に進化するように、台湾でも独自に進化を遂げているようです。

なぜレトルトカレーが人気？