まるでイタリアの絶景。海外気分を楽しめる真栄田岬「青の洞窟」
あっという間に訪れそうな初夏へ向けて、期待が高まるアクティビティといえば、マリンスポーツは外せません。なかでも、初心者が挑戦しやすいのがシュノーケリング。せっかくのデビューを飾るなら、極上の名所で思い出を作りたいものですよね。
そこで訪れたいのが、沖縄県恩納村の「真栄田岬(まえだみさき)」です。
ここには吸い込まれそうなブルーの「青の洞窟」があり、その美しさはイタリアのナポリに勝るとも劣らないと絶賛されるもの。年々人気を増している同所の魅力について、早速チェックしてみましょう。
※本記事は新型コロナウイルス感染拡大時のお出かけを推奨するものではありません。新型コロナウイルスの国内・各都道府県情報および各施設の公式情報を必ずご確認ください。
自然の神秘が織り成す、太陽と海の絶景
1966年、当時の琉球政府より「沖縄政府立公園」(現在の沖縄海岸国定公園)として指定された「真栄田岬」。県による管理のもと、沖縄屈指のダイビングスポットとして愛されてきた名所です。
琉球石灰岩によって形を成した断崖の展望台からは、エメラルドグリーンの海を360度の大パノラマで眺めることができ、その美しさは圧巻。この風景だけでも満足度はかなりのものですが、さらに真栄田岬を名所として有名にしているのが洞窟です。
ひと目で海の壮麗さがわかるほど絵になる入り江は、海賊映画に登場しそうなほど。ここに形作られている約30mの奥行きを持つ洞窟は、太陽の光が入口から入り込んだときに青く輝く「青の洞窟」として知られ、漁師たちが船を避難させたりと「クマヤーガマ」と呼ばれ、親しまれてきました。
イタリア・ナポリにある同名の世界的名所に並ぶレベルを持つ青い洞窟効果は、SNSでの写真拡散によってますます知られ「イタリアに行かなくても青の洞窟を体験できる!」と、人気をさらに加速させています。
この効果は、非常に透明度が高い海水によって起きるもの。太陽光をも通すほどの透明度により、光は洞窟内の暗さをものともせず海底で反射。水面が青く光ることで洞窟全体もほのかに青く照らされるという、自然の神秘を感じずにはいられない現象です。
夢のような海面を泳げるということから、ダイビングとシュノーケルの名スポットとしても名を馳せており、泳ぎながら青く光る洞窟内へと入ってゆくことができるのは唯一無二の体験。
洞窟内へのボートなどはなく、入るには泳ぐしかないものの、それこそが醍醐味といえるのではないでしょうか。
洞窟はなんと東シナ海へと通じているため、海の中では南海の魚たちに出会えることも。ピクサー映画の名作『ファインディング・ニモ』で知られるクマノミなども観察することができるそう。
現地ではダイビング免許を所持していない方も極上の海と洞窟への旅へ参加することができる「青の洞窟ツアー」が実施されているため、ダイビングやシュノーケリングに気軽に挑戦することができますよ。
男女それぞれ10室が設けられた温水のシャワー室をはじめ、トイレやコインロッカー、更衣室なども完備されているため、居心地も抜群。はじめての体験でも安心して過ごすことができる、嬉しい設備が整えられています。
洞窟以外にも、広々とした芝生の「憩いの広場」、心躍る西海岸の海が展望できる「東屋」、ビーチグッズや軽食、地元野菜のお買い物も楽しめるミニコンビニも立地。心地良いダイビング体験に欠かせない、万全のエリアとなっています。
真栄田岬の絶景に出会うためのベストな季節は?
「青の洞窟」の演出効果をしっかりと味わうには、やはり明るい太陽の光が必須。さらに青色にもバリエーションがあり、朝~夕方の時間帯によって、絶妙な「青」の変化を目にすることができるでしょう。
波が穏やかな例年5月〜10月ごろがベストな時期といわれていますが、夏頃になると繁忙期に入り、多くの人が訪れています。さらに例年2月~3月の初春ごろにはザトウクジラが訪れることもあるという周辺の海も絶景ポイント。
洞窟内に入る前には、魚たちやサンゴに彩られた豊かな海中世界にも出会うことができます。朝焼けを迎える時や夕暮れに向かう時など、好みの時間帯をチョイスして訪れるのがおすすめです。
おすすめのアクセス方法は?
沖縄旅行の拠点となることが多い那覇市から真栄田岬には、車でおよそ1時間ほど。現地には180台が収容可能な有料の専用駐車スペースがあります。
大型車は5台分のみとなるため、事前予約をお忘れなく。例年5~9月の繁忙期も駐車場が閉鎖されているため、訪れる際はご注意ください。
一生の思い出に残る体験となりそうな、絶景の「青の洞窟」探検ダイビングに挑戦することができる沖縄県の「真栄田岬」。今年の夏に向けて、極上のマリンアクティビティ旅行を計画してみてはいかがでしょうか。
- image by:photoAC
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