中国人が日本で「服、脱いじゃダメなの!?」とビックリした理由とは?

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2022/06/25

暑い…。でも服、脱いじゃダメ?

日本もだんだんと暑くなってきましたよね。気温の上昇とともに服装も変化していきますが、暑すぎるとどうしても薄着になりがち。日中外を歩いていると、暑すぎるあまり「もうこれ以上、脱ぐものないよ!(怒)」と思ってしまうこともしばしば。

ところで皆さんは、「北京ビキニ」という言葉を聞いたことがありますか?筆者は最初、北京でビキニを着ている人か、現地で売られている水着なのかな、と思っていました。

しかし、実はそうではありません。「北京ビキニ」とは、夏に暑くてお腹を出す人たちのことを意味するのだとか。

image by:maliao/Shutterstock.com

ただし、上記の写真にある女性のような、ファッションのことを意味するわけではありません。具体的には、男性がTシャツをめくってお腹を出す格好で、暑い夏に体を冷やす行為のひとつ。

image by:tashulia/Shutterstock.com

夏に屋外で上半身裸で過ごす男性を意味する「膀爺(バンイエ)」という言葉が中国にはあります。上半身は裸で下は短パン、足元はサンダル。そのスタイルの派生で、お腹だけをめくる姿を「北京ビキニ」というのだとか。

そして路上や公園などでみんなで集まって話したり、ゲームをしたりする姿が一種の風物詩になっていました。

image by:Mirko Kuzmanovic/Shutterstock.com

しかし、2008年に開催された北京オリンピックを機に、マナーを向上する運動が発生し、中国各地で「北京ビキニ」が規制されました。なかには罰金を科す地域もあったのだそう。

「来日当初、真夏なのに誰も服を脱いだりはだけたりしていないことに驚きました。日本もこんなに暑いのに!?と。日本人の知り合いに街中で『いまここで服を脱いじゃダメなの?』と聞いたら『みっともないよ!』と叱られました。言われてみれば、見た目がよくないですよね」(50代男性)

「いまはかなり減ったなと感じますが、中国にはまだいますよ。真夏にお腹だけ出したおじさんたち(笑)都内の公園によく行くんですが、日本ではああいったおじさんはあまり見ませんね」(20代男性)


夏の定番スタイルとして浸透していた「北京ビキニ」。一時は見かけなくなった姿だそうですが、最近でもお腹を出している人は少なくないみたいですよ。

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