搭乗券の印刷で8500円!?厳しすぎる「LCC」搭乗トラブル体験記
空港での行列必至、搭乗ゲートも遠い!
大きな空港では、航空会社のカウンターがズラリと並んでいます。しかしそれは大手航空会社の話。LCCはカウンターの数が少ないのも特徴です。
タイのバンコク・スワンナプーム空港からLCCを利用した際、開いているカウンターの数はたった3つ。出発2時間ちょっと前に行くとすでに長蛇の列ができ、嫌な予感がしました。
2時間前から搭乗手続きが始まっても、列はなかなか前に進みません。刻々と迫る出発時間。保安検査の締め切り直前にやっとスーツケースを預けて搭乗手続きを完了し、急いで保安検査と出国審査場を駆け抜け、なんとか搭乗ゲートへたどり着きました。
出発前に空港で最後の買い物をしたい、ラウンジでシャワー浴びたいなど、そんな余裕は一切なし。バンコクで汗だくになったまま、日本行き、しかも満席のLCCで帰国しました。
ほかの空港でも、LCCは基本的に搭乗ゲートが遠いです。別のターミナルだったり、バスでの搭乗だったりもします。空港自体が遠いすらあり得ること。
搭乗手続きの締め切り時間も早く、時間に余裕を持って行動しないと痛い目に遭います。
搭乗券の印刷で追加60ユーロ! 悪名高きLCC
搭乗券を自分で用意しないといけないLCCもあります。ヨーロッパでもう1つのLCC最大手「ライアンエアー」で、痛い目に遭いました。
まず、パリから出発する空港はシャルルドゴール空港でもオルリー空港でもなく、「ここ、本当にパリ?」といいたくなるほど田舎で、パリ中心部から85kmも離れているボーヴェ空港。
プレハブに近いターミナルは搭乗客でごった返し、やっとカウンターで搭乗手続きをしようとしたら、自分で印刷済みの搭乗券がないとここで印刷するのは有料、しかも60ユーロ(約8,500円)とのこと。目の前が真っ暗になりました。
イージージェットでは搭乗券の発券は無料だったので、ライアンエアーがさらに厳しいとは思いもよらず。しかもボーヴェ空港を発着するのはライアンエアーのみ。
ほかの航空会社に振替もできず、そこで追加料金を支払うしか選択肢はありません。高すぎる「勉強代」となりました。
現在はスマートフォンのアプリもあり、そのQRコードをかざせば搭乗できる便利な時代に。しかしこの時のトラウマで、搭乗券を必ず「紙」に印刷して持参します。
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