搭乗券の印刷で8500円!?厳しすぎる「LCC」搭乗トラブル体験記

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2022/10/22

座席指定も基本「有料」、真ん中は窮屈すぎた

easyJetの機内。シートピッチは狭い。image by:シカマアキ

LCCは、最安運賃の場合、事前座席指定が有料です。最前列や窓側など料金を細かく設定するLCCもあります。

誰しも一番当たりたくない座席は、3席の中央でしょう。1時間ちょっとの飛行時間だからと座席指定をしなかったら、見事にその座席を引き当てたことがあります。

その便は満席。両隣がスリムな体形の女性だったのでまだマシでしたが、シートピッチ(前後の座席間隔)が狭いため、窮屈感が半端なかったです。

それ以降必ず、追加料金を支払ってでも座席指定をするようにしています。一番安い座席指定でも、フライト中の快適度がまったく違います。

フライト中にお腹が減る!機内に持ち込めないLCCも

ベトナムのLCC「ベトジェット」の機内食。image by:シカマアキ

また、LCCは機内食やドリンク基本すべて有料。短いフライト時間だと何もなくても特に問題ありませんが、2時間を超えるフライトは物足りなくなります。

日本とハワイを結ぶLCCに乗った際、機内食とドリンクは事前注文していたものの量が少なく、フライト途中で空腹に耐えかね、追加注文。機内での注文は事前よりも高くポテトチップスと紅茶だけで2,000円ほどしました。

ちなみにこの際に利用したLCCは、飲食物の機内持ち込み禁止。たまにそんなLCCもあります。フライト時間が長いLCCだと、出発前にお腹いっぱい食べてから乗るか、機内食の事前注文が無難です。

LCCならではのルールを知るのは「利用してみる」のが一番

タイ・エアアジア。クラビ空港で撮影。image by:シカマアキ

そのほか、LCCでのトラブルでよく聞くのが「保安検査の締切時間に間に合わず、飛行機に乗れなかった」「遅れることが多い。特に夕方以降の便」「欠航した時の対応が大手航空会社より良くない」など。

特になんらかの事態が発生すると、LCCより大手航空会社のほうが、サポートが手厚いことを、身をもって実感させられます。


それでもLCCの運賃の安さは魅力的。もし利用するのであれば、日程や時間、気持ちにも「余裕」があるタイミングがベストです。

  • image by:シカマアキ
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  • ※本記事は新型コロナウイルス感染拡大時のお出かけを推奨するものではありません。新型コロナウイルスの国内・各都道府県情報および各施設の公式情報を必ずご確認ください。
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ジャーナリスト・フォトグラファー。飛行機・空港、旅行、ホテル、グルメなどをメインに、国内外で取材、撮影などを行う。雑誌やWEB向けの記事、写真や旅行などのセミナー講師も務める。元全国紙記者。大阪在住。

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