なぜ高知の天然鮎は最高級?晩秋の風物詩、四万十川の「落ち鮎」

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2022/11/05

「落ち鮎」と「初夏の鮎」の違いとは?

落ち鮎は、少し小ぶりの痩せた鮎

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産卵を控えた落ち鮎は、初夏の鮎に比べて少し小ぶりで細い体をしているのが特徴です。繁殖期を迎えるとエサをあまり食べなくなるために体は細くなり、さらに産卵を控えた鮎は卵に栄養が行くために脂身が少なめ。

しかし、味が落ちるわけではありません。しっかりと締まった身に味が凝縮されており、熟成された味わいは落ち鮎ならでは。もちろん、運が良ければ子持ちの鮎に出会うこともありますよ。

さっぱりとした味わい

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身が締まった落ち鮎は、とてもさっぱりとした味わいです。ホロホロと崩れるほど柔らかな肉質で、いくらでも食べられそう!もちろん好みは人それぞれですが、さっぱりした淡白なお魚が好きな人は、きっと落ち鮎も気に入るはず。

上り鮎は塩焼き、落ち鮎は塩煮がおすすめ

塩焼きimage by:photoAC

落ち鮎は初夏の鮎に比べると皮が厚いのが特徴です。そのため、夏によく食べられる塩焼きよりも、煮て食べるのがおすすめ!

とくに四万十市の伝統料理でもある「鮎の塩煮」は落ち鮎にぴったりです。濃い調味料を入れてしまうとせっかくのさっぱりした身が味わえず、焼くと皮が気になる落ち鮎は塩煮が一番ですよ。

四万十の鮎はふるさと納税でも!

四万十川の天然鮎は市内の多くの飲食店でいただけますが、落ち鮎をお家でも食べたい!という人は「ふるさと納税」がおすすめ。四万十市のふるさと納税では、天然鮎が用意されていますよ。

現地で食べた味をご家族やお友だちに食べさせてあげたいというときにもおすすめです。初夏の鮎もあるので、ぜひ利用してみましょう。

あわせて訪れたい四万十の観光スポット

落ち鮎を中心とした四万十グルメめぐりとあわせて楽しみたいのが、豊かな自然を楽しめる観光スポットたち。お腹を満たした後は、四万十の美しい自然で心も満たしましょう!

佐田沈下橋

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四万十川のシンボルともいえるのが「沈下橋」です。沈下橋とは、その名の通り増水時には沈むように設計された橋のこと。


欄干がなく沈むように作ることで、橋が流されてしまうのを防ぐ作りとなっています。大きな川の側で、その恵みと脅威を両方とも知っている四万十市だからこその橋といえますね。

普段の穏やかな四万十川にかかる沈下橋の風景は美しく、周囲の自然に溶け込む姿はとても圧巻ですよ。

安並水車の里

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田舎の田園風景のなかで、風情を感じさせる水車が見られるのが「安並(やすなみ)水車の里」です。このあたりは水田に水を汲み上げるための水車が昔からたくさん設置されている土地で、4つの村の畑を潤したことから「四ヶ村溝の水車」と呼ばれていました。

現在は観光用の水車を見ることができ、写真撮影にはぴったりの場所です。とくに6月下旬ごろ、紫陽花が咲く季節は日本の原風景といった美しく風情たっぷりな景色を楽しめます。

晩秋の四万十川で「落ち鮎」を味わう旅へ

今回は秋の深まる季節にだけ味わえる、四万十川の「落ち鮎」をご紹介しました。季節によっておいしさの変わる鮎は、四万十旅行の目的となり得る特別なお魚です。

初夏の鮎とは異なるおいしさの落ち鮎は、四万十市を訪れるからこそ味わえる旬の味。ぜひ四万十市を訪れ、自然の恵みをいただいてみましょう。

  • 参考:高知県公式サイト「あゆ、あまごの解禁日
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  • ※本記事は新型コロナウイルス感染拡大時のお出かけを推奨するものではありません。新型コロナウイルスの国内・各都道府県情報および各施設の公式情報を必ずご確認ください。
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元々インドア派だったはずが『恋する惑星』でウォン・カーウァイにハマり、初めての一人旅は上海へ。カメラ片手にどこへでも行くアクティブ旅女子になりました。現在は大学院に通いつつフリーライターとして、旅・アート・美容・ファッションをメインに活動しています。

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