温泉宿として至極まっとう、星三つ!女性が選んだ必ずリピートしたくなる宿9選

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2023/11/18

万座温泉 万座亭/群馬県

都内から気軽に車で行ける範囲に位置する温泉で、にごり湯、それも相当に濃いにごり湯といえば真っ先に思い浮かぶのが「万座温泉」

image by:PhotoAC

万座には6軒の宿がありますが、その中で私がリピートしているのが「万座亭」。湯の濃さでいうと「日進館」をあげる人もいますが、こちらの宿は食事がビュッフェ形式となり、総部屋数も164数となかなかの規模。

基本的にこぢんまりした宿を好む私としては、温泉だけでなく宿で過ごす時間のことも含めて考えると「万座亭」に一票となるわけです。

内風呂もなかなか雰囲気があって落ち着きます。image by:小林繭

「万座亭」は飾らないホテルと旅館の間のような雰囲気の宿で、食事は朝夕ともに食事処でいただくスタイル。程よい規模感なので終始落ち着いて過ごすことができます。

万座亭の朝食 image by:小林繭

温泉は有料の貸切りを除くと内湯と露天が一カ所ですが、いつ訪れても混んでいることはなく、むしろ貸切りで楽しめることも多いくらい。山小屋風の露天がとにかく居心地抜群で、滞在中は暇さえあれば温泉につかり万座の湯の素晴らしさをしみじみ楽しみます。

一年のどの季節に訪れても心ゆくまで万座の湯を堪能できる露天。真冬でも身体の芯から温まります。image by:小林繭

標高1800mに位置する万座はあたりにはコンビニもなく、純粋に温泉しかありませんが、きっと納得できる温泉タイムが過ごせるはず。冬はスキー場としても知られ、「万座亭」は裏口がすぐにリフト乗り場となっているので、スノーボーダーやスキーヤーにとっては利便性が最高の宿です。

  • 白鐵の湯 万座亭
  • 群馬県吾妻郡嬬恋村干俣万座温泉2401
  • 0279-97-3133
  • 万座バスターミナルより徒歩10分
  • 1泊1室(2名利用)1名あたり12,100円(税込)〜
  • 休館日:不定休(公式サイトの「万座だより」からご確認ください)
  • 日帰り温泉:平日11:30〜17:00、土日祝日・祝前日11:30〜14:00、日帰りサウナ:全日11:00〜15:00
  • 公式サイト
  • 1名利用可/2:00〜4:00は入浴不可

白骨温泉 泡の湯/長野県

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白骨温泉の集落の入り口。ここでもそれなりの降雪量ですが、奥へ行くほどもっと雪深くなります。image by:小林繭

白骨温泉」が大好きです。まるで日本昔ばなしの絵本に登場しそうな山深い山間にぽっと浮かびあがる小さな集落の佇まいとか、湯の素晴らしさはもちろん、そこに至るまでの景色の美しさとか、すべてが満点以上!

冬場の泡の湯。image by:小林繭

夏に、冬にと季節を変えて何度でも訪れたい場所ですが、夏にこの地を訪れるなら絶対におすすめなのが「泡の湯」です。

春〜夏の泡の湯。image by:Julian22000

白骨の名湯として有名で、特にこちらの大露天風呂(混浴)は白骨名物とも言える存在ですが、「泡の湯」の素晴らしさは実は内湯にこそあり!ということをご存じでしょうか?


というのも「泡の湯」の源泉は38℃前後で、この源泉を加熱せずにそのままドバドバと流し入れているのが内湯の“ぬる湯”。この“ぬる湯”をとことん楽しめるのは夏しかなく、夏につかる“ぬる湯”の爽快感こそ至福の極地、と思っています。

内湯の浴槽の底には大量の湯の花が沈殿し、手のひらですくえるほど!源泉と源泉を沸かした2つの浴槽が並びます。image by:小林繭

露天では白濁ですが、この内湯の湯は生まれたての透明の湯。ほのかな硫黄の香りを放ち、湯船の底には白骨の元となる白い粒子がずっしりと沈殿しています。

冷たいというほどではなく、入っているとじわじわと身体の芯に温泉が染み込んでくるような感覚で、肌の周りにくっつく無数の炭酸ガスの気泡がなんとも気持ちよいのです。

熱くもなく冷たくもない絶妙な温度感なので、本当に何時間でもつかっていられる心地!

炭酸泉の特質として、40℃以上になると湯と炭酸ガスが分離してい炭酸感が消えてしまうので、この“ぬる湯”は源泉温度のまま炭酸感を存分に味わうための湯。宿の名前の由来である“泡”のチカラを堪能するなら絶対に夏!というわけなんです。

ちなみに「泡の湯」は食事もとても丁寧に作られ美味。何度でも夏にリピートしたくなる宿です。

  • 白骨温泉 泡の湯
  • 長野県松本市安曇4181
  • 0263-93-2101
  • JR松本駅 松本バスターミナルより白骨温泉行バス運行中
  • 1泊1室(2名利用)1名あたり19,800円(税込)〜
  • 休館日:不定休
  • 日帰り入浴:10:30~13:30(14:00退館)
  • URLを入れてください
  • 1名利用可/24時間入浴可

白骨温泉 小梨の湯 笹屋/長野県

「泡の湯」に続いてもう一軒、白骨温泉で気に入っているのが「小梨の湯 笹屋」です。

無料貸切露天「小梨の湯」では白骨の情緒にひたりながら、極上湯を堪能。image by:小林繭

全10室の小さな宿で、お湯よし、お食事よし、おもてなしよしに加え、風情のある佇まいを兼ね揃えた実に居心地のよい温泉宿。

温泉は暖かい季節には半露天となる内湯と、空いていればいつでも貸切で利用できる露天があり、どちらも季節に応じてこれ以上はないという絶妙な温度に湯が調整されているのが素晴らしいのです。

「小梨の湯 笹屋」の内湯へと続く廊下。image by:小林繭

古民家を移築した食事処や、湯処と続く回廊が蔵をリノベーションしたようなつくりであることなど、風情のある佇まいも美しく、小さな宿ながらなかなかくつろぎポイントがいっぱい。

湯上がり処にサービスで缶ビール(ソフトドリンクもあります)が用意されている心配りにもおもてなしを感じます。

小梨の湯朝食 image by:小林繭

地の旬の素材をふんだんに使った食事を楽しみながら、山と温泉のあふれるエネルギーでパワーチャージ。心身ともに必ずやリチャージが叶う宿です。

  • 白骨温泉 小梨の湯 笹屋
  • 長野県松本市安曇4182-1
  • 0263-93-2132(代表)
  • 松本電鉄上高地線 新島々駅からバスで約60分、またはタクシーで40分
  • 1泊1室(2名利用)1名あたり23,100円(税込)〜
  • 当面の間、日帰り入浴休止中
  • 公式サイト
  • 1名利用可

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