降りてみたいけど、下車できない?世界にあるちょっと変わった駅たち
ファンの憧れ、幻の「シティホール駅」
最後は、アメリカのニューヨークにある「シティホール駅」です。この駅は現役の駅ではないのですが、1904年につくられて1949年に閉鎖された地下鉄駅です。
当時の建築物が荒らされずに残っているので、一部の鉄道ファンから「幻の廃駅」として憧れをもって知られているのだとか。
現在、残念ながら駅には立ち入りできません。しかし、ニューヨーク市地下鉄6系統の始発・終着駅であるブルックリン・ブリッジ・シティ・ホール駅で、終着電車が始発電車として折り返し運転のため、終端用ループ線でUターンする際に、車内から窓越しに存在を確認できます。
もともと、ニューヨークの市庁舎(City Hall)の直下にあったため、シティホール駅だったわけです。その後、敷地の真下をぐるっと回る(ループする)ように線路が敷かれ、そのループ線の途中に駅が設けられたため、シティ・ホール・ループ駅とも呼ばれたとの話。
名前からも分かるとおり、ループ線上に駅がつくられたため、ホームの距離が短く、長い車両が停車できないため、廃止された経緯があるみたいですね。
今回は、世界にあるさまざまなユニークな駅をご紹介してきました。日本にもレトロで美しい、古き良き駅などもありますが、海外には知られざる不思議な駅がたくさんあるようですね。
もちろん世界にはまだまだユニークな駅がたくさんあります。次の旅の目的地は、世界の珍しい駅めぐりもいいかもしれませんね。
- 参考
- エクセター~バーンステプル
- Lympstone Commando – GWR
- The remote railway station 10 miles from the nearest road with a direct train service to London – MyLondon
- Corrour Station – CANMORE
- RAILWAY HERITAGE TRUST
- 実に奇妙な鉄道の旅 ソウルから北朝鮮の手前まで – BBC NEWS JAPAN
- Dorasan Station VISIT KOREA
- ニューヨーク地下鉄に都市伝説的に現存する110年以上前の幻の廃墟駅”City hall station(旧シティーホール駅)” – akkop.net
- image by:Eleanor Scriven/Shutterstock.com
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