旅行で東京を訪れた人はもちろん、東京に住んでいる人でも一度は見てみたい、空からの東京。キラキラと美しい夜景はもちろん、赤く染まる夕暮れどき、青い空の下にそびえる高層ビル群などなど、東京の景色は自然とは違ったダイナミックさがあります。

しかし一度は見てみたいけれど、有名な展望台に登るとなると、少し料金が高かったりするんですよね。

でも大丈夫です。実は、東京都内にはいくつも無料で楽しめる展望台があるんです。必要なのは交通費だけ。せっかくなら、お得に景色を楽しんでみませんか。

※本記事は新型コロナウイルス感染拡大時のお出かけを推奨するものではありません。新型コロナウイルスの国内・各都道府県情報および各施設の公式情報を必ずご確認ください。

東京都庁「南展望室」／新宿区

まずは誰もが知る「東京都庁」の絶景をご紹介しましょう。東京の行政を執り行う重要機関である、あの都庁です。

用事がない限り訪れない、観光客とは無縁の建物のように思いますが、実は無料で楽しめる展望台を含む超優秀な観光スポットなんですよ。

東京都庁の展望台は第一庁舎の45階に位置しています。北展望台と南展望台の2つがありますが、2022年11月現在、北展望台は閉鎖中。南展望台のみが利用できます。

重要期間なので入館前には手荷物検査が行われますが、通過してエレベーターに乗り込むとあっという間に45階、展望室に到着！目の前には大都会東京の街並みが広がります。

都庁の高さは243メートル。いまでこそ抜かれたものの、建設当時は日本一高いビルでした。45階の展望室は高さ202メートルと無料で楽しめる展望台としては最も高いうちのひとつ。

フロアもとても広く、ベンチやテーブルもあるため景色を見ながら過ごすのにぴったりです。なかにはお仕事の話をしている人の姿もあります。

「東京タワー」や「スカイツリー」はもちろん、なんと北西には富士山の姿も！よく晴れた冬の日に訪れると、はっきりとその姿を見ることができます。中央にはレストランもあり、ランチにもおすすめ。32階には都庁職員の食堂もあり、一般の方も利用可能です。

カレッタ汐留「SKY VIEW」／港区

東京都港区、おしゃれエリアの汐留で一番海の側にそびえる高層ビルが「カレッタ汐留」です。

ショップや飲食店はもちろん、ミュージアムなども備えた複合商業施設で、2002年にオープン。大江戸線の汐留駅から徒歩約1分のところに位置しています。

おしゃれなお店からカジュアルに使えるカフェまでが入るカレッタ汐留の46〜47階に設けられているのが小さな展望スペース「SKY VIEW」です。

決して広くはありませんが、穴場で訪れる人が多くないため買い物やディナー後に立ち寄るのにおすすめです。

地上200メートルの展望スペースから見えるのは東京湾の絶景！「お台場エリア」や「レインボーブリッジ」なども、とても良く見えます。ベイエリアなのでもっとも美しいのはやはり夜。暗い海方面、オレンジや白の灯りが灯る頃に美しさが増しますよ。

昼間や夕暮れどきに訪れたら、ぜひ注目したいのが眼下にこんもり見える緑。「浜離宮恩賜庭園」です。広い離宮を上から見られるのは同所だけ。頻繁にイルミネーションなども行われるので、デートにもぴったりですよ。

キャロットタワー「スカイキャロット展望ロビー」／世田谷区

東京23区の南西に位置する世田谷区。この世田谷区にも無料で楽しめる展望台が存在します。それが三軒茶屋のランドマーク「キャロットタワー」の26階にある「スカイキャロット展望ロビー」です。

ユニークな名前のキャロットタワー。赤レンガ調でまっすぐ伸びるビルがにんじんのように見えることからキャロットと名付けられました。展望台は26階、地上126メートルから世田谷区を見渡せます。

2017年にリニューアルされたばかりの展望台で、その他の無料の展望台と比べても一線を画すおしゃれで洗練された雰囲気が特徴。

それもそのはず、展望台の管理はホテルオークラが行っているのです。フロアは少し薄暗くなっており、ホテルのロビーのような雰囲気です。カップルにおすすめですね。

世田谷区には高層ビルがほとんどありません。それに加えて高層ビル群から距離があるためビル群の全貌がはっきりと見えますよ。また、横浜方面を見ると「ランドマークタワー」も！

地元民しか知らない？穴場中の穴場も！