中国だから許される?日本人が感じた、現地でのカルチャーショックとは
海外に住みたい夢はあっても、いきなり慣れ親しんだ文化圏から離れた場所へ行くのは不安だったりしますよね。
そんなときは、その国の文化に慣れていくことから始めるといいかもしれません。例えば、グルメはもちろん、実際に現地で暮らしている人のリアルなエピソードを聞くことも方法のひとつではないでしょうか。
そこで今回紹介していくのは「中国」での生活について。実際に在住経験のある日本人にアンケートを取り、中国のリアルな生活や魅力を教えていただきました。
日本よりも生活費がかからない
まず、やはり気になるのが「生活費」について。中国製品は安く買えるイメージがありますが、はたして現地での生活費も安く済ませることができるのでしょうか?
「日本に比べて毎月かかる生活費が安いです。交通費も食費も光熱水費も安いし、インターネット費用も安いのが嬉しい!」
「中国は食費が安いので助かる!日本では節約のために自炊していましたが、中国の外食のほうが食費が圧倒的に安いと感じました」
外食でも安く済むとは驚き!
中国の物価も年々値上がり傾向にあるとは聞きますが、それでも日本に比べたら、場所によって食費は安く抑えることができるのかもしれませんね。
朝ごはんを食べるようになる
日本でも楽しめる中国料理ですが、本場のレシピは格別!メニューのバリエーションも多いので、「毎日食べても飽きない」という声が多く聞かれました。
「中国は食べ物がおいしい。とくに広東料理が最高です!」
「美味しい食文化が魅力的。どこの飲食店もリーズナブルな価格だし、外食で失敗したことはほぼありません。個人的には食の面で困ることはなかったです」
「中国は屋台が多く並んでいて、出勤前に屋台で朝食を済ませる人が多いです。朝ごはんの定番は『饅頭(マントウ)』や『おかゆ』ですかね。あっさりした素朴な味で、どこの屋台で食べてもおいしいのでおすすめです」
広大な中国では、東西南北の地域ごとに「四川料理」「広東料理」「北京料理」「上海料理」と中国料理における四大流派が存在します。
それぞれの土地で発展した伝統料理は現代も受け継がれ、中国の食文化を形成しているのが特徴で、お手頃な価格でおいしい料理が楽しめるのはいいですね。
いままで朝ごはんを食べる習慣がなかった人も、中国に行ったら朝食のために朝方人間に変わるかもしれません。
持ち込みOKな飲食店が超便利
「中国の飲食店は飲食物の持ち込みに寛容なので、もはや持ち込みが常識といっても過言ではありません。それを知ってからはうどん屋さんに煮卵と菜葉のおひたしを持参し、素うどんをちょっと豪華にして食べていました(笑)」
食材の持ち込みOKなんてすごい!
もちろん持ち込み料を払う必要があるお店も少なくないですが、それでも持ち込みに寛容なお店が多いのはうれしいですよね。
ちなみにこちらの女性は、日本に帰国している際にとんだプチ事件があったのだそう。
「中国で友だちになった韓国人が日本に遊びにきたときのことです。中国の生活に慣れていたので、日本が持ち込みに厳しいことを忘れてしまって…。悪気はなかったのですが、ファミレスでクッキーを出したら、店員さんが飛んできて注意されました」
フリーダムな中国に慣れてしまったら、日本のお店が厳しく感じてしまいそうですね。
LINEもインスタも使えないけど…
空港、ホテル、飲食店など、無料でWi-Fiを利用できるスポットが多い中国。
「中国はWi-Fiが無料で使えるところが多くて、店員さんに聞けばすぐにパスワードを教えてくれる。公共のWi-Fiサービスは日本より多いかも」
一部のチェーン店で採用されているWi-Fiは 中国の携帯電話でのSNS認証が必要となることもあるので、旅行者が利用するのは難しい場合もあります。
また、中国はインターネットの閲覧に関する制限が厳しく、中国国内では「LINE」や「Instagram」、「Twitter」に「Google」といった日本おなじみのアプリサービスを利用することができません。
現地でこれらのサービスを使うには「VPN」サービスを介する必要があるので、事前に調べておくと安心ですね。
最近では、断続的なロックダウンの影響で深刻なダメージを受けた中国の外食産業ですが、2023年に入って回復傾向にある様子。現在は消費市場が加速的に回復しつつあるそうです。
ステイホーム時期を経て、世界的にテイクアウトやフードデリバリーがさかんになりましたが、中国は外食でこそ楽しめる文化や空気感があります。
中国の街の雰囲気や人の魅力は、写真や文章では伝わりきらないのが残念なところ。機会があれば、ぜひ本場で体験してみたいですね。
- image by:Luciano Mortula – LGM/Shutterstock.com
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