そんな言葉…人前でヤメて。日本語に聞こえちゃうHな外国語
「エアコンちゃち」/ロシア語
最後は、ちょっと強引な空耳を紹介します。
聞こうと思えばというレベルの話ですが、ロシア語で絶頂を迎える際には「Я КОНЧАТЬ」と口にするそうです。
「Я」は、英語の「I」と一緒で意味は「私」です。発音は「ィヤ」という感じ。「КОНЧАТЬ」は『プログレッシブ ロシア語辞典』によると「終える、終わる」といった意味だと分かります。
会話では「殺す」という意味も持つそうなので、「命が終わる」という表現に近いかもしれません。俗な言い方として「オーガズムに達する」という意味にも使えると辞書に書いてありました。
<5((俗))オーガズムに達する>(『プログレッシブ ロシア語辞典』より引用)
要するに、行為が終わり、絶頂に達し、何かが果てることを「Я КОНЧАТЬ」と表現しているのですね。
その表現の発音が、聞こうと思えば日本語にも聞こえます。
「Я КОНЧАТЬ」の発音をカタカナで表記すると「ィヤ コンチャチ」→「エア コンチャチ」→「エアコン、ちゃち」に聞こえるというわけですね。
各種の翻訳機に打ち込んで実際に音声を聞いてみてください。「言われれば確かに」と感じるはず。
ロシア語ネイティブの人には「ィヤ」と「エア」の違いは大きいと思います。しかし、ロシア語の発音に不慣れな日本人の場合、自分たちの知っている音に近付けて理解しようとするため、この空耳が起こるのかもしれませんね。
絶頂を迎える瞬間に、ロシア人のパートナーから「エアコン、ちゃち」と言われたら、空耳だとはわかっていても、思わずエアコンを見てしまうかもしれません。室内に設置されているエアコンの状態によっては、納得して笑ってしまうかもしれませんね。
以上、オーガズムに達する瞬間の外国語が、意外と日本語に聞こえるという話を紹介しましたが、いかがでしたか。
もちろんすべて空耳なので、厳密には発音が違うのですが、どうしても慣れ親しんだ母国語に寄せて聞こえてしまう言葉の数々。
テストには出ませんが、ぜひ外国語の勉強の参考にしてみてくださいね。
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