そんなつもりじゃないのに…外国人にあげたら引かれる「プレゼント」
1年のうちに何度も訪れる、記念日をはじめとした特別な日の数々。大切な瞬間に外せない必需品といえば「プレゼント」ですが、日本と海外では「喜ばれるもの」に違いがあることをご存じでしょうか。
日本国内ではとても喜ばれたプレゼントも、海外諸国では嫌われてしまったり、人間関係が悪化したりと悲劇を招くきっかけになることも。
危険な間違いを犯してしまう前に、文化の違いによる「プレゼントしてはいけないもの」の一部をチェックしてみましょう。
カーネーションやユリなどのお花/イギリス
大切な人へのプレゼントとして筆頭に挙がるものといえば「お花」。日本では「母の日」に贈るお花として欠かせないカーネーションも、イギリスに渡るとまったく違う意味になってしまうのだそう。
「赤と白のカーネーションの花束、もしくは赤と白が混ざったカーネーションは、死滅を表すのでタブーとされています」(イギリス出身/男性)
なんと、お母さんの長生きや幸せを願って贈るお花が、正反対の「死」を意味するものになってしまっています。
また、イギリスでは他にも気を付けるべき花が存在します。
「イギリスで『ユリ』の花は、死や滅亡を意味するので、縁起が悪いです」(イギリス出身/男性)
と、日本でも仏花のひとつとしてお馴染みのユリは、イギリスでも似た意味合いを持っていることがわかりました。
そのほか、イギリスでは「食べ物」に注意すべきことが。
「紅茶やクッキーはイギリスが世界一という誇りがあるので、自国の商品を贈るのは避けた方が良いかもしれません」という意見も寄せられました。
くだもの、刃物・鏡、ロゴや企業名が入った商品/アメリカ
イギリスに続き、アメリカでも「食べ物」に注意が必要な様子。
日本では贈り物の定番でもある「くだもの」ですが、アメリカでは「日本のような高級フルーツはないので、くだものを贈る習慣がありません(アメリカ/女性)」という声もあり、一般的ではないようです。
他にも「アメリカ人は食べ物のアレルギーを持っている人が多いので、食品類のプレゼントは避けられています(アメリカ/男性)」という声も寄せられており、アメリカ人にくだものを贈るのは避けた方が無難と言えそうです。
他にも「刃物」や「鏡」にまつわるプレゼントにNGの声が。
「刃物や鏡は縁起が悪いので、贈るのはタブーです」(アメリカ出身/男性)
「刃物は贈った相手との縁を切ると言われているので、何の気なしに贈ったらやばい」(アメリカ出身/女性)
また「割れた鏡をプレゼントすると、7年に渡り悪運が付きまとうという言われがあります。プレゼントにしてはいけません(アメリカ出身/男性)」など、まるでホラー映画の冒頭にありそうな伝承も挙がっています。
なかには、アメリカの「ロゴや企業名が入ったものは嫌がられました(アメリカ出身/男性)」というエピソードも。贈り物にあやかって宣伝に利用されているのでは、という意識から嫌がられてしまうようです。
ハンカチ/韓国
音楽や食べ物など、その文化が日本でも大人気の韓国。プレゼントに関して気になる声が多かったアイテムが「ハンカチ」です。
「韓国でハンカチをプレゼントするのは、『あなたを泣かせる』という意味(韓国出身/男性)」と、衝撃の理由が寄せられています。
「ハンカチのプレゼントするのは、『もう会いたくない』という意味です」(韓国出身/男性)
「ハンカチを贈る=別れを意味するみたいです」(韓国出身/女性)
何気ない日用品ですが、贈りたい場合はちょっと考える必要がありそうです。