福知山鉄道館フクレルを徹底解剖!〜鉄道のまちに新名所が誕生!〜
隠れキャラを探せ!ジオラマ模型
こちらは1954(昭和29)年に建てられた旧・福知山駅とそのころの風景(写真奥)、2005(平成17)年に建て替えられた新福知山駅とその周辺の様子(写真手前)のジオラマです。
旧駅舎のエリアには転車台や扇形車庫もありますよ。福知山駅では蒸気機関車の方向転換や扇形車庫への入出庫を行うために1936~72(昭和11~47)年ごろまで転車台が使われていました。
そんな歴史も感じつつ、注目してほしいのがジオラマ内の登場人物。よーく見ると、一般の人々に交じって鬼や源頼光ら四天王の方々、かつて福知山市動物園で大人気となったウリ坊とニホンザルのみわちゃん、それにあの有名な将棋の対局も行われているんです!ぜひ、見つけてみてくださいね。
親子が安心して遊べる楽しい施設
ジオラマを過ぎると「交流体験エリア」です。「このエリアは、これからの福知山を担う世代にも来てほしいと思って作りました」と森田成章館長。
写真は靴を脱ぎ、プラレールで自由に遊べるキッズスペース。雨の日や暑い日、寒い日でも安心してお出かけできる場所があるのは、小さい子どもを持つご家庭にも嬉しいですよね。
しかも館内の入場無料エリアには、個室の授乳室を備えたベビールームまで完備されていて、子連れファミリーにとって優しい施設となっています。
こちらは壁一面に広がる画面をタッチして線路や街を作ったり、電車を完成させるインタラクティブウォールというコンテンツ。
ところで、今回のオープンで話題になってる2つのゲームがあるのですが、その1つ目が、この「運転シミュレーター」(300円)。
山陰本線の石原駅から福知山駅間の車窓イメージ風景をCGで作成。電車の運転士になって福知山周辺を運転するというゲームです。
CGでは由良川を渡ったり、福知山駅に近づくにつれて福知山城が見えたり、福知山ならではのキャラクターが現れたりと、ローカルネタが盛り込まれていて、とっても楽しい!
もう1つは、福知山公立大学 情報学部の倉本ゼミが監修した「なりきり!機関助士」。蒸気機関車の機関助士になりきり、スコップで火室に石炭を投げるというもの。
ただ炭を投げ入れるのではなく、ゲーム方式になっていて、火室の温度や汽車のスピードに応じて投げ分けをするなど、高度なテクニックが要求されます。
私も体験してみたのですが、かなりの運動量で、蒸気機関車の機関士さんの仕事がいかに大変だったのか実感できました!
また、毎週土・日曜日は福知山 SL 保存会(旧国鉄OBなど)による「鉄道語り部」が来場。展示の解説などをしてくださるので、ぜひ、気になったことを質問してみてくださいね(状況により、予定が変更になることがあります)。
さらに入場無料エリアにあるミュージアムショップでは、フクレルのオリジナルグッズを販売。その他にも鉄道関連グッズや福知山市のお土産物などもあるので、ショッピングも楽しんでくださいね。