世にも奇妙な建物も…人生で一度は見たい「サウジアラビア」の絶景9選

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2024/01/08

マダイン・サーレハ

image by:Ayman Zaid/Shutterstock.com

マラヤ・コンサートホールからほど近い、かつての古代都市「マダイン・サーレハ(Mada’in Salih)」は、「砂のアトランティス」との異名を持つナバテア人の古代遺跡。2008年にはサウジアラビア初のユネスコ世界遺産に登録されています。

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紀元前1世紀~紀元1世紀ごろの遺跡群が残っており、なかでも墓石の多さが特徴。繁栄していたにも関わらず、神の怒りにより滅ぼされたという伝承から、現地の人の中には訪問を敬遠する人もいるとのこと。

呪われた世界遺産」という呼び名もあるといういわくつきの場所ですが、フェニキア文化・アッシリア文化・エジプト文化・ヘレニズム文化など、多数の文化から影響を受けたありし日の都が浮かぶような絶景は圧巻です。

トライフ地区

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サウジアラビアの首都・リヤドに隣接するディルイーヤの「トライフ地区(At-Turaif District)」にも絶景が。1744年に誕生した「第一次サウード王国」の初めての首都であり、当時の都市遺跡が残されています。

栄華を極めた第一次サウード王国ですが、オスマン帝国に攻め込まれ滅亡。15世紀に築かれたナジド様式の建築群が残され、見張り等や城壁、砦や宮殿の跡といった王国の名残りを目にすることができます。

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ユニークな形状にも見える巨大な遺跡群が大きな空を背景に広がるさまは、アラブの歴史の一端を感じさせる絶景。オアシス周辺の都市区も含め、2010年にはユネスコ世界遺産に登録されています。

ヤンブー

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アラビア語で「海辺の泉」という意味を持つ「ヤンブー(Yanbu)」は、紅海に広がる最古の港町のひとつ。2500年もの歴史を持ち、地中海を通じた貿易の港として発展してきました。近年はパイプラインの開通により、石油の輸出港としても知られています。

このヤンブーで広がる絶景が、まるで映画に出てきそうな街並みの数々。巡礼のルートとして巡礼者たちを受け入れていたという背景を知ると、より物語が浮かんでくるのではないでしょうか。

「ヤンブーアルバールビーチ」image by:Shutterstock.com

なかには、かの有名なアラビアのロレンスが滞在していたという家も。観光省により改装が施され、歴史を知る手がかりのひとつとして見学スポットになっています。


港町だけに「ヤンブーアルバールビーチ」などビーチリゾートも充実し、アクティビティも楽しめます。


ジェッダファウンテン

世界一の高さを誇る「ジェッダファウンテン」image by:Shutterstock.com

”世界で最も高い噴水”として著名な「ジェッダファウンテン(Jeddah Fountain)」。

「ファハド王の噴水 (King Fahd’s Fountain)」とも呼ばれ、その高さは海面から約260~310mを記録しており、最も低い高さであっても世界1位という、驚きの絶景噴水です。

その名称の通りファハド王からの寄付によって建設された噴水で、1985年に一般公開されて以来、ジェッダ市のランドマークとして大人気に。噴き出しているのは紅海の海水で、その量は1日16 トンという壮大な規模となっています。

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夜を迎えると、スポットライトを駆使したイルミネーションがスタート。500カ所を超えるライトに照らされ、まるでテーマパークのような華やかなショーを毎晩楽しむことができます。周辺にはレストランやカフェ、屋台などグルメスポットも充実しています。

エッジ・オブ・ザ・ワールド

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サウジアラビアの大自然を体感できる絶景「エッジ・オブ・ザ・ワールド(Edge of The World)」。高さ300mの断崖が連なる絶壁の上から、終わりが見えないほど雄大な砂の大地を眺めることができます。

送迎ツアーを利用すると、ラクダのキャラバントレイルや干上がってしまった川など、古くからの砂漠の歴史を感じさせるポイントに立ち寄ることが可能。現地に到着するまでの90分間のドライブで、さらに深い世界観を堪能することができます。

image by:AFZAL KHAN MAHEEN/Shutterstock.com

圧巻の地形はもちろんのこと、1日の経過による光の変化も見逃せないポイント。なかでも、日の出と日没の壮麗さは見惚れてしまう美しさです。そこかしこに岩石が転がる砂漠にそびえ立つ、大自然の作り出した驚きの絶景スポットです。

想像を超えるスケールで広がる、サウジアラビアに点在する絶景スポットの数々。ユネスコ世界遺産を含む驚異の歴史的建築や、大自然が生み出した驚きの造形は、一生に一度は見てみたい感動の光景ばかりとなりました。

以前はイスラム教徒の巡礼など、限られた人しか入国が認められていませんでしたが、2019年の観光ビザ解禁以降、一般の観光客も入国できるようになりました。

ですが、観光目的での入国は団体ツアー客のみとなりますので、ご注意の上、観光ツアーを調べてみてくださいね。

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美容師・ヘアメイクを経て映画業界に転身。フリーの記者カメラマンとして国内外のレッドカーペット取材や俳優インタビューを行いながら、来日イベントの企画運営・PR、記者会見や舞台挨拶のMCなど洋画をメインに活動。現在は育児のため仕事をセーブし、ライターとして幅広いジャンルの記事を執筆中。

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