1年で今しか出会えない絶景…写真映えバツグン「初夏」の幻想風景6選
毎年、夏本番を迎える手前のこのタイミングに、この季節だけしか見ることのできない絶景があることを思い出します。
すでにビーチや山など夏本番のお出かけプランを思案中という人も多いと思いますが、真夏に出会える絶景とはまた違う、今、会いに行きたい絶景を紹介したいと思います。
完璧にここは海外!「上野ファーム」のナチュラルガーデン/北海道
北海道旭川にある「上野ファーム」は、北の大地で育つ宿根草を中心としたナチュラルな庭づくりを行うファームです。植物たちの成長とともにどんどん姿を変えていくドラマチックガーデン。憧れのイングリッシュガーデンの北海道版として、全国のガーデナーからは憧れの存在です。
公開期間は毎年4月中旬~10月中旬で、6月ともなればいよいよ本格的にその実力を発揮するとき。ジギタリス、ルピナス、ゲラニウムなど初夏の花がどんどん咲きだして、爽やかな新緑とともにガーデンを彩ります。この時期がナチュラルガーデン好きにはもっともおすすめ。
バラが見ごろを迎える7月上旬にはグッと艶やかな空間へと変身し、ちょっと同じ庭とは思えないかもしれません。
敷地が結構広く、テーマが異なる空間が点在するので、いろんなバージョンでフォトジェニックショットが撮れるのもポイント。じめじめした梅雨の気候から抜け出して、初夏の北海道へ。
- 上野ファーム
- 北海道旭川市永山町16丁目186番地
- 0166-47-8741
- 桜岡駅
- 入園料:大人(高校生から)1,000円/中学生500円/小学生以下は無料
- 定休日:ガーデン公開期間中はなし
- ガーデン公開時間:10:00〜17:00
- ホームページ
「尾瀬ヶ原」のふわふわなワタスゲ畑で遊びたい!/福島県・栃木県・群馬県・新潟
福島県、栃木県、群馬県、新潟県の4県にまたがる「尾瀬国立公園」。11月半ばから4月中旬までは雪に閉ざされる山深い場所に位置しますが、ここは高山植物の宝庫。グリーンシーズンには色とりどりの花々が次々と花を咲かせ、訪れる人の目を楽しませてくれます。
尾瀬を訪ねるなら見たいのがワタスゲ。ワタスゲは湿原や沼地など湿った場所に多く生息する植物で、綿のようにまん丸のフワフワとした穂がよく目立ちます。大群生すると、夏なのにまるで一面に綿雪が舞うようで、とってもフォトジェニック。
ちなみにこのまん丸の正体は花ではなく、花が終わった後の果穂(かすい)なんだそう。つまり、タンポポの綿毛みたいなもの。一面のワタスゲ畑でワタスゲと戯れる写真が撮れたら最高ですね。
ワタスゲが見られるのは、尾瀬ヶ原の中田代・下田代(牛首分岐~竜宮十字路~竜宮、牛首分岐~ヨッピつり橋)、または大江湿原エリアになります。
- 尾瀬国立公園
- 福島県南会津郡檜枝岐村
- 048-600-0816(環境省関東地方環境事務所)
- 片品村観光協会公式サイト
棚田とろうそくの組み合わせが幻想的!「寺坂棚田ホタルかがり火まつり」/埼玉県横瀬
東京からほど近い秩父の山間にある「寺坂棚田」は、埼玉県最大の棚田。秩父を代表する武甲山を背景に、全体面積が約5.2ha(東京ドーム約1個分)ののどかな田園風景が広がる場所です。
棚田からは縄文時代の遺跡が発掘され、すでに鎌倉時代にはこの場所で稲作が行われていたと言われています。そんな長い歳月をかけて先人たちの手から手へと受け継がれ、今に至るのがこの棚田の風景。
季節ごとに違った表情を見せてくれる棚田ですが、初夏の美しい緑に萌える風景は清々しい大地のエネルギーが満ちあふれるもの。
毎年7月上旬の土曜日にはろうそくとペンライトで照らす「寺坂棚田ホタルかがり火まつり」が開催され、その一夜は幻想的な姿へと変貌を遂げる棚田を楽しむことができます。最寄りは横瀬駅。池袋から西武秩父線特急で70分というアクセスのよさも魅力です。
- 寺坂棚田
- 埼玉県秩父郡横瀬町大字横瀬字寺坂
- 0494-25-0114(瀬町振興課)
- 横瀬駅
- 寺坂棚田ホタルかがり火まつり開催日:2024年7月6日(土)※雨天決行・荒天中止
- 18:00~21:00ごろ
- 横瀬町観光Webサイト