出張に行った時に買って帰ると喜ばれるお土産のポイントは?定番商品にも落とし穴
ビジネスで出張した際、会社への土産でどれを買おうか、迷った経験は誰しもあるでしょう。特に、東京駅や羽田空港などでは、膨大な種類の土産がズラリと並び、思わずあれこれ買うと財布がひっ迫してしまいます。
会社土産を選ぶのに迷わないために、どうすればよいか。日本全国や海外へよく出張する筆者が、会社土産を選ぶのに役立つ、主なポイントを紹介します。
職場用は「個包装」「質より量」重視の理由
まず、会社土産は間違いなく「お菓子」が良いです。賞味期限は1週間程度、常温保存であればベスト。お菓子は「個包装」の箱入りを選びましょう。個包装だと平等に配布しやすく、「職場の誰かにたくさん食べられた」など、あと腐れもありません。
さらに「量」か「質」か。会社土産なら「量」が良いでしょう。会社土産は、あくまで気持ち。土産の箱も、目上の人に渡すのでない限り、豪華でなくてもよいです。
「和」か「洋」か、「定番」か「限定」か
続いて、「和菓子」か「洋菓子」か。これは現地の名物、職場など次第です。年齢層が高めなら、「和菓子」のほうが良い場合も。
「定番」か「珍しさ」か。もし、出張先が地方都市だと、まずは「定番」を渡すのが無難です。「ああこれ、一度食べてみたかった」と喜ばれるかもしれません。いまや通信販売や地方フェアなどで入手できないこともないとはいえ、意外と食べていないものです。しかも、定番は味に外れがありません。
東京や福岡、札幌など、出張や旅行で行く機会が多い場所だと、定番だと「またか」と飽きられている可能性があります。
そこでおすすめなのが、定番の「季節限定」商品。例えば、福岡だと、冬から春にかけていちごの「あまおう」味が一斉に登場します。この時期限定でレア度もあって喜ばれるでしょう。
福岡の博多通りもん、大阪の551蓬莱など、現地でしか基本手に入らない土産も、レア度が高く、よく喜ばれます。
博多通りもんは博多駅など多くの土産店で山積みですが、551蓬莱は新大阪駅や伊丹空港などでいつも行列です。551蓬莱は主要駅や百貨店などにも店があるので、そちらで買うほうが並ぶ手間が省けます。
実はご当地モノではない商品に注意
土産を買う時に気を付けたいのが、意外と現地生産でない商品もあること。北海道で「白い恋人」は定番土産ですが、全国各地に「〇〇の恋人」という、見た目もよく似た商品が地方に並んでいるのを見かけることもあります。
また、「〇〇へ行ってきました」という商品も、職場のネタにはよいかもしれません。しかし、味はあまり期待できないと言ってよいでしょう。
本当にご当地ものか迷ったら、箱の裏にある製造元などを見てみてください。手持ちのスマートフォンで検索してみても良いでしょう。少なくとも、現地の会社やお店などが製造した土産にしたほうが失敗しません。
上司に渡す場合はバラマキとは違う選び方を
慣れた職場なら、まさに質より量で、むしろ大容量のほうが喜ばれるかもしれません。箱入りでもない大容量だと見た目はあまり良くなくとも味は間違いなくおいしく、出張者の財布的にも助かり、あげる人もらう人の双方でウィンウィンです。
一方、上司だけに渡す場合などは、バラマキ土産よりも少し高級感ある商品がおすすめ。数が多めの商品を渡す必要はありません。ここでは「量より質」です。
以上、会社土産で失敗しない、定番の主なポイントを紹介しました。ぜひ、土産を選ぶ際の参考にしてください。
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