旅好きが選んだSL(蒸気機関車)人気ランキング、ダントツの1位は…?
大井川鐵道・大井川本線のSL急行の魅力って?
今回1位に輝いた大井川鐵道・大井川本線の「SL急行」。 昭和から現代まで時代を駆け抜けたSLに乗って、大井川沿いののどかな田園風景が楽しめます。
「新幹線や在来線の特急列車、電気機関車やディーゼル機関車にはない、まるで生き物のような迫力と存在感!」というお客さんの声にもあるように、乗った者を魅了します。
路線は新金谷駅(静岡県島田市)〜千頭駅(静岡県榛原郡川根本町)間の約37kmを走行。所要時間は約1時間で、現在は1日1往復の運行しています。
新金 谷駅〜千頭駅までの乗車賃1720円に加えて、800円のSL急行料金がかかり、大人料金は計2,520円と、けっこうお高め。でも、乗るだけの価値はありそうです。
#自分の人生を変えた鉄道車両をふぁぼされた数だけ教える
その2
自分の人生で初めてSLを見てSL列車に乗車したのが大井川鐡道のSL急行でした。 pic.twitter.com/CLqhguh2tw— 宮田雅之(・_・) (@panoramacar7047) 2016年5月19日
大井川鉄道
SL急行かわね路号(1003レ) pic.twitter.com/OCidrhhWMC— 東海の鉄オタ@μ’sic fever! (@T0oBo) 2016年5月1日
今からSL急行で大井川を下ります❗
平成の時代にレトロな客車
まったりですね✨ pic.twitter.com/KsPs1lWmdY— ますけん(ますだ けんいち) (@masuken0105) 2016年5月4日
そして、現役で活躍中のSLは現在4台あります。
昭和5年製の「C10形8号機」
昭和5年に製造された全長で12.65mのC10形蒸気機関車で、この8号車はC10形最後の生き残り。一度、廃車後に「SLしおかぜ号」として岩手県宮古市にて昭和62年に復活し、その後“休車期間”を経て、1994年に大井川鐵道へ譲渡され、現在走行中です。
2年の大改修を経て復活した「C11型 190号機」
こちらは昭和15年に作られたSL。こちらも全長12.65mです。2年もの大掛かりな改修を経て、2003年より運転が開始されました。目印は緑色のプレート。
1976年からノンストップで走り続ける「C11形227号機」
国鉄時代には北海道の標津線を駆け抜けた蒸気機関車。1976年より運行開始して以来、現在も走り続けています。
戦争時代も生き延びた運の強いSL「 C56形44号機」
全長14.325mと他の3体よりも少々長めの昭和11年製。当初は札幌・千歳線を走っていましたが、太平洋戦争の開戦と同時に、戦時輸送のためにタイへ送られるという濃い歴史を持っているSL車でもあります。
戦争のさなか大破した車両が多い中、生き伸びることができた“運が強い戦歴のあるSL”と言われています。昭和 54年にタイから日本へ帰国後は、ずっとこの路線を走っているそう。
客車は昭和10~20年代に製造されたので、「木の座席」や「白熱灯」、「古い扇風機」など、昭和の雰囲気がそのまま保たれています。
汽車旅の楽しみのひとつのお弁当も車内販売されます。
長い歴史のあるSLに加えて、最近では現代っぽさ満点のSLも登場して注目を集めています。ご存知、人気アニメ「きかんしゃトーマス」のキャラクターを実現化した「きかんしゃトーマス号・ジェームス号」です。
今年は6月11日(土)~10月10日(月)までの計77日間を運行予定。
このアニメで育った世代なら、お子さんと一緒にあるいはひとりでも楽しめることを受け合いですね。
この記事を読んで、SLに乗ってみたくなった方も多いはず。
ぜひ一度乗車体験してみるのもいいかもしれません。
- source:PR TIMES
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