ホテルはレトロじゃなくっちゃね。憧れの洋風クラシックホテル10選
ロボットがお出迎えする「変なホテル」やloTデバイスを組み込んだスマートホテルのようなハイテクを駆使した、現代的なホテルが多く登場しています。
一方で、ハイテクなホテルとは全く正反対の、昔ながらの面影を残し、最高のおもてなしを提供するクラシックホテルが日本各地に点在しています。
そこで、今回はタイムトリップしたかのような懐かしい気持ちになる洋風なクラシックホテルを紹介します。レトロな雰囲気がたまりません!
文豪が愛したホテル代表「山の上ホテル」(東京・御茶ノ水)
「東京の真ん中。文豪たちに愛されるホテル」ー。都内にあるクラシックホテルの代表格といえば、御茶ノ水「山の上ホテル」の名前が思い浮かぶのではないでしょうか。
1954年の創業以来、川端康成氏、三島由紀夫氏、池波正太郎氏など日本を代表する作家たちに愛されてきた「文化人のホテル」としても有名ですね。彼らは執筆活動に集中するためにこちらのホテルを定期的に利用していたと言われています。
客室数は35室。部屋のレイアウトはすべて異なり、どれひとつとして同じ部屋がないのが特徴です。
日本庭園付きのスイートルームに、最上階にある西洋風の屋根裏風の部屋、和洋折衷を融合させた部屋など、個性溢れる部屋が並びます。アール・デコのクラシカルな雰囲気が訪れる者を惹きつけます。
放射線や流線形、円形などを組み合わせたデザインが特徴のアール・デコ建築の館内。赤いカーペットが敷かれた螺旋階段やシャンデリアなどの装飾がエレガントな雰囲気を漂わせます。
また「山の上ホテル」と言えば、「バー ノンノン」も有名。わずか9席というこじんまりとした英国風のバーは多くの文化人に愛されてきた名物バーです。1人でふらっと来たい、まさにそんなバー。1人だけの至福の時間を過ごせる場所です。
昭和に名を馳せた作家たちは、名作を世に出すためにレトロな部屋で缶詰め状態になって頭を抱えながらも、一方で雰囲気のあるバーで一杯飲みながら、優雅で濃密な時間を過ごしていのでしょうか。想像力が膨らみますね。
山の上ホテル
東京都千代田区神田駿河台1丁目1
Tel: 03-3293-2311
公式サイト
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今も昔も横浜のシンボル。シーフードドリア発祥の地「ホテルニューグランド」