千葉のピーナッツはこんなにカラフル。木更津にできた新・道の駅に潜入
房総の玄関口、東京湾アクアラインで千葉県に入ってすぐのところに、千葉の名産品を一同に紹介する「道の駅木更津うまくたの里」が先日オープンしました。
地元契約農家から届く野菜や果物の販売はもちろん、ここでしか味わえない料理や、ここでしか買えないオリジナルの地元名産品が揃う、「うまいもの」づくしの道の駅とのこと。ここでしか出会えない、とっておきの「味」を、取材してきました。
「うまくたの里」名前の由来
「うまくた」という文字面から「うまいものがたくさん」」というイメージを勝手に想像していたのですが、「うまくた」とはその昔、このあたりの地域が「馬来田」と呼ばれていたという記録から名づけられたとのこと。なんと、万葉集に登場するという歴史ある地名なのだそうです。
木更津の名産といえば「あさり」
潮干狩りで訪れたことがある方も多いのではないでしょうか。木更津の名産といえば、あさり。
あさりを使った「あさり串」は、ちょっとしたおやつに、またはお酒のお供に、封を開けてそのまま食べられるおつまみにぴったりです。封を開けずに5分ほどお湯で温めると、出来立てのような味でごはんのおかずにも使えそう。
そのほか、あさりの旨み、磯の香りが口いっぱいに広がる「あさりスープ」、あさりを練り込み、バターを効かせサクサクに仕上げた「海辺のあさりバターせんべい」などのあさり関連の商品や、千葉県名産の房州ひじきを、塩や醤油、梅、しそなどでおいしく味付けした「房州ひじき方程式」シリーズ、千葉県産の伊勢海老を使って濃厚な旨みと香りをつけた「伊勢海老醤油」など、海の恵みを味わう「ちょっと変わった」商品が並んでいて、どれも気になりました。
千葉といえば、ピーナッツ
売り場に並ぶのは木更津の名産ばかりではありません。千葉県の「おいしいもの」を使ったオリジナル商品の中で、ひときわポップで目立っていたのが「クレイジーピーナッツ」です。
千葉県産のピーナッツを16種類の味でコーティングしたお菓子は、サクサクの食感とピーナッツの香ばしさに加えて、カラーバリエーションが豊富で見た目もかわいい一口サイズ。
味は、黒ごま、抹茶などの和風のものから、チーズ、ショコラ、キャラメルなど洋風のもの、ブルーベリー、レモン、オレンジなどのくだもの味まで実にさまざま。好きな色を選んで自分で詰め合わせることもできるので、食べるときに、色を見ながら味を想像するのも楽しそうです。
並んでも食べたい「&TREE」のランチ
道の駅に作られたレストラン「&TREE」のランチメニューは、地元木更津や袖ケ浦で大人気の「のうえんカフェ」がプロデュースしています。木更津周辺の地元農家から仕入れる「かずさ野菜」を使った「かずさ彩り野菜のプレート」は、ランチタイムの数量限定メニュー。
プレートに、「選べる3種のポットパイ」、もしくは「自家製ローストビーフ」のいずれかを選べます。野菜のキッシュ、野菜のテリーヌ、野菜のムースに、野菜の特製小鉢。野菜が主役の食べ応えのあるプレートです。
ランチ後も見逃せない「&TREE」のカフェタイム
「&TREE」のカフェタイムをプロデュースするのは、やはり地元で人気の手作りバウムクーヘン専門店「せんねんの木」。ここでしか味わえない新感覚スイーツ「フレンチブリュレバウム」は、必ずチャレンジしたくなる一品です。
バウムクーヘンを新鮮な卵とミルクを使用した特製シロップに浸し、表面を国産バターでこんがりと焼き上げたフレンチトースト風のバウムクーヘンに、冷たいバニラアイスを載せ、さらにブリュレクリームを載せます。そして仕上げはバーナーで炙ってクリームに香ばしい焦げ目をつけるキャラメリゼ。温かいバウムクーヘンと冷たいアイス、そしてトロトロのクリームを絡めて食べる、なんとも贅沢な「ハイブリットスイーツ」です。
このほかに、千葉名産のブルーベリーを使ったクリームやピーナッツを使ったキャラメルソースでいただく「フレンチバウム」は、見た目の豪華さに驚きます。
産直野菜の種類が豊富!
千葉県は農業王国。ブルーベリーやピーナッツ以外にも、ほとんどの野菜が地元で作られています。野菜コーナーは大きな面積を誇り、契約農家から直接仕入れる新鮮な地元野菜が品数豊富に並んでいました。
野菜以外にも、果物や米、花卉、お菓子、お弁当なども並び、ドライブの休憩につまめるものもたくさんあります。地元の方なら日常的に通いたくなる品揃えで、夕食の買い物にもよさそうです。
これからのイベントにも注目。近隣の農園での収穫体験や、周辺の観光地を巡るコラボツアーなど、道の駅を起点にした様々なイベントを企画する予定もあるそうです。道の駅自体が旅の目的地になり、千葉の魅力をまるごと味わえる拠点になるかもしれません。