ハードロックカフェ18都市のご当地バーガーが楽しめる「ワールドバーガーツアー2018」

御田けいこ

2018/05/15

日本にいながらにして世界のハードロックカフェのオリジナルハンバーガーが食べられる！？「それは食べる『旅』ね！」と、嬉々として向かったのは、1971年に創業し、今や世界75ヶ国の主要都市に181店舗あるハードロックカフェの中でも世界で4番目に誕生したという老舗の「ハードロックカフェ 東京」（港区六本木、1983年開業）。

このお店を含む日本の6店舗では2018年5月7日から「ワールドバーガーツアー2018」を開催しています。これは世界18都市のハードロックカフェで提供されているご当地ハンバーガーを1店舗で8都市分（8種類）を2期にわたって味わうことができるものです。(ワールドバーガー18種 各2,180円、税別)

実はこのワールドバーガーの企画は2014年に日本で生まれ、今では世界のハードロックカフェがそのアイデアを採用しているそう。仕掛け人は「ハードロックカフェ 東京」のセールス＆マーケティングマネージャーの嶋田健さん。「世界の食文化を伝えたいと思い、企画しました。

ハードロックカフェでは各店舗ごと『ローカルレジェンダリーバーガー』という、そのお店でしか食べられないハンバーガーを提供していますが、その味を日本でも紹介できたら面白いなと思ったのです」と話します。

日本にいながらにして味わえる世界のハードロックカフェのハンバーガー。きっとお味もボリュームも日本風にアレンジしているのでは？と思いきや「国内6店では、各国で開発されたハンバーガーのレシピを忠実に再現しています。ハードロックカフェは世界どこでも同じレシピで、ボリュームもそのままお届けするのがコンセプトですから」とのこと。

パテに使う牛肉や付け合わせのポテトをはじめ、バンズもオリジナルの配合で作られるなど、厳選された材料を使い、どの料理もお店で手作りされる。今回の世界のご当地バーガーもそれぞれのお店が国内で入手できる材料を吟味した上でメニューを決め、何かで代用することは一切ナシ。潔さを感じる。

お店のバイブスホストが選曲したロックミュージックが流れる店内は壁面にレディー・ガガやボン・ジョヴィなどの衣装やギターが展示され、外国人たちが食事をしながら自国の言葉で語り合い、ロックなテイストが効いたファッショナブルなスタッフがホールを行き交う光景が広がり…と、まるで非日常。

そんなことを感じながら、私がいただいたのはアメリカ・マイアミ店で提供されている「CUBAN BURGER」。イエローマスタードを塗ったバンズの中身は 240gというボリュームのある牛肉パテにキューバ風モホマリネードしたプルドポーク（豚の肩ロースやもも肉の塊を柔らかく裂けるほど調理したもの）が。その上にはスイスチーズが溶け、グリルした青バナナをトッピング。

この青バナナは日本ではなかなか入手できないものですが、このハンバーガーを作るために調達されたそう。食す前に嶋田さんから「ナイフとフォークも用意していますが、ぜひ両手で持ってかぶりついてください 」とご指南いただきましたが、オトメ（もどき）の口には無理でした。

上品ぶってるって！？イエイエ。なぜならこのハンバーガーは高さ（厚み）がおよそ10cmもあるんですから。けれど、近くに座っていらした外国人男性を見ているとスナック菓子でも食べるかのごとくフツーに召し上がっていた！

もしハンバーガーとともにアルコールも楽しみたいなら期間限定のサマードリンクもおすすめ。ハリケーングラスに注がれるラムベースの「パッションフルーツマイタイ」は南国にあるハードロックカフェを訪れた気分に浸れそう。また、シーザーサラダやナチョスなども何人かでシェアするのにはちょうどよいボリューム。

このマイアミの「CUBAN BURGER」ですが、パテのズッシリとした牛肉は久しぶりにホンモノのお肉をしっかりと食べた感あり。すべての具材が口の中で溶け合うと「渾然一体の至福」と言わずして何と表現しましょう。

そして驚くことは後半にも。ハンバーガーのバンズはフカフカのまま、しっかりと具材とともその厚みがキープされている！某ハンバーガーショップのハンバーガーだと食べ進むうちに、バンズも中身も半分以下の厚みになってしまうというのに…。

ハンバーガーに2,180円はちょっとお高いと思うかもしれませんが、この食材のクオリティと外国に旅したかのような気分も味わえるハードロックカフェという空間を思えば納得です。

さあ、世界6都市のご当地バーガーをピックアップし、紹介していきましょう。

イギリス ロンドン

実はハードロックカフェはロンドンが発祥の地ってご存知でした？当時ロンドンに暮らしていた2人のアメリカ人が1971年に創業したのが始まりです。ロンドンのご当地バーガーはこちらの「ENGLISH BREAKFAST BURGER」。パテにグリルしたハムやソーセージ、フライドエッグなど、英国の朝食を楽しめる具材が挟まれています。

ミレニアムを記念してに建設された「ロンドン・アイ」は、ロンドン中心部に位置する高さ135m、ヨーロッパでは一番高い観覧車で一周するのに約30分かかります。ビッグベンやセント・ポール大聖堂と並び、今やロンドンの顔。

ボリビア サンタ・クルス

お次は南米にあるボリビア。ボリビアといえば「絶景ブーム」のさきがけとなったウユニ塩湖のある国としてご存じの方もいらっしゃるのでは。「サンタ・クルス」はボリビア第２の都市であり、なんと日本人移民街もあります。

この街のハードロックカフェで食べられているのが「ANDEAN BURGER」。レタスと熟したトマトの上にはジューシーなパテ、そしてガーリックマヨネーズやチェダーチーズ、スライスしたアボカドに目玉焼きを挟んでいます。ボリビアに行ってみたい人、ボリビアの旅が忘れられない人はこのバーガーで旅気分を味わっては。

インド ムンバイ

世界で一番ヒンドゥー教徒が多い国といえばインドですね。ヒンドゥー教で牛は神聖な生きものと見なされているので、インドのハードロックカフェでは牛肉を食べない人たちのためにチキンを提供することが多いそう。ムンバイ店の「TANDORI SPICED CHICKEN BURGER」は カレー風味のチキンパテにフレッシュなミントマヨネーズ、モントレージャックチーズや野菜類をトッピング。インドのスパイシーなお味がお好きな人はぜひお試しを。

昔から港湾都市として栄えたムンバイ。アラビア海をのぞむ埠頭に建造されたインド門（1924年完成）はムンバイの「タージマハル」とも称され、この巨大なゲートはいつも観光客で賑わっています。

オーストラリア シドニー

実はオーストラリアって個性豊かなバンドやミュージシャンを多く輩出していますよね。AC/DCやビージーズ、伝説の音楽番組『ベストヒットUSA』の常連だったリック・スプリングフィールドやメンアトワーク、女性ではザ・ヴェロニカズや故マイケル・ジャクソンの復帰コンサートになるはずだった「THIS IS IT」でギタリストに抜擢されたオリアンティもそう。

そんなオーストラリア最大の人口を有するシドニーのバーガーは「AUSSIE BURGER」。パテとともにオニオンソテーやクリスピーべーコン、チェダーチーズと目玉焼き、ビーツなどの野菜類もガブッといっちゃいましょう！

スペイン バルセロナ

バルセロナといえば何を思い浮かべますか？個人的にはエルプラット空港（世界で一番イカしてるエアポート！）、ガウディのさまざまな建築やピカソ美術館、黒のマリア、レストラン「Tickets」、FCバルセロナでしょうか。見どころの多いバルセロナのバーガーは「OLÉ BURGER 」。赤パプリカなどローストした野菜にフェタチーズがこぼれんばかりの見た目からして食欲中枢を刺激されそうデス。

「陽気な街」という印象が強いバルセロナですが、ボルン地区などの旧市街に足を踏み入れるとアパートメントが建ち並ぶ中のほの暗い路地裏を散策できるのもこの街魅力。

UAE ドバイ

ハードロックカフェがこの地にあるのは意外…そう思ったのがドバイでした。 今や世界の富豪が集まる都市といわれ、あの「秒速で稼ぐ男」と言われた与沢翼氏もドバイ在住なんですよね。

実はワールドバーガーで一番食べてみたい！と思ったのがこの「DATE BURGER」。なぜならバーガー名にも付いている「デーツ」こと、干し柿のようなネットリとした食感と甘味のナツメヤシの実に目がないもので。

このバーガーにはナツメヤシのチャツネ、フレッシュナツメヤシのダイスとデーツが盛りだくさんな上にクリームチーズまで挟まれているとは…。こんなグラマラスなバーガーがドバイに行かずとも日本で食べられるなんて嬉しいではありませんか！

日本にいながらにして18都市にあるハードロックカフェのご当地バーガーが食べられる「ワールドバーガーツアー」。日本にある6店舗（東京/上野駅東京/横浜/大阪/ユニバーサル・シティウォーク大阪™/福岡）では、各店それぞれ1期につき4種類ずつ、計8種類のご当地バーガーを2期（第1期2018年5 月 7 日(月)〜6 月 3 日(日)、第2期6 月 4 日(月)〜6 月 29 日(金)に分けて提供します。

また、2 期を通じてワールドバーガーを 4 個以上食べたら、お好みのバーガー1つをプレゼントされるという嬉しい特典も。さらには、SNSで「#ワールドバーガーツアー」というハッシュタグを付けて写真を投稿すると抽選でプレゼントがもらえるそう。
18種類のワールドバーガーや特典の詳細はこちらをチェック！

• 取材協力・写真提供:ハードロックカフェ 東京
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