世界が認めた。死ぬまでに一度は行きたい日本の「世界遺産」TOP10

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2019/03/19

1972年の世界遺産条約に基づき、世界遺産委員会に登録された人類共通の宝物として未来の世代に引き継いでいくべき文化財遺跡、自然環境である世界遺産

「文化遺産」、「自然遺産」、「複合遺産」の3つに分けられており、日本でも、多くの文化財や自然環境が世界遺産として登録されています。

image by:Alon Adika/Shutterstock.com

2015年には長崎県の端島、通称「軍艦島」を構成遺産に含む「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業」が世界文化遺産に登録され、大きな話題を呼びましたね。

そこで今回は、ランキングサイト「gooランキング」が発表した「行ってみたい日本国内の世界遺産ランキング」の中からTOP10にランクインした、日本を代表する世界遺産をご紹介します。

第10位 平泉-仏国土(浄土)を表す建築・庭園及び考古学的遺跡群/岩手県

image by:beibaoke/Shutterstock.com

10位には岩手県西磐井郡平泉町の中心部にあたる地域「平泉-仏国土(浄土)を表す建築・庭園及び考古学的遺跡群」がランクインしました。2011年に世界文化遺産に登録され、中尊寺、毛越寺、観自在王院跡、無量光院跡、金鶏山の5つの資産で構成しています。

文化庁の「文化遺産オンライン」によると、この地はかつての巨大な政治・行政上の拠点であり、浄土庭園、12世紀から残存する顕著な仏堂、神聖なる金鶏山との関係を伴う4つの寺院仏堂の複合体は、平泉の財力を反映する類い希なる集合だったのだとか。

毛越寺 image by:mr_yonglu/Shutterstock.com

そのため、日本のほかの都市の仏堂や庭園にも影響を与えた計画・庭園の意匠設計に関する概念を表しているといいます。いわば、日本の仏教の集合体であったわけで、一見の価値は大ありですね。

第9位 琉球王国のグスク及び関連遺産群/沖縄県

image by:OKAP/Shutterstock.com

第9位にランクインした沖縄県の「琉球王国のグスク及び関連遺産群」は、かつて沖縄県が琉球王国であった時代の遺跡群で、2000年に文化遺産に登録されました。

今帰仁村の「今帰仁城跡(なきじんぐすくあと)」、読谷村の「座喜味城跡(ざきみぐすくあと)」、中城村、北中城村の「中城城跡(なかぐすくじょうあと)」、うるま市の「勝連城跡(かつれんぐすくあと)」、那覇市の「首里城跡」、那覇市の「玉陵(たまうどぅん)」といった数多くの遺跡群で構成されています。


image by:Sean Pavone/Shutterstock.com

このなかでも、もっとも有名なのは那覇市の「首里城跡」ではないでしょうか。1429年に琉球王国が成立した後は、1879年まで琉球王国の居城として王国の政治・経済・文化の中心的役割を果たしました。その壮麗な姿は見るものを圧倒します。

第8位 姫路城/兵庫県

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第8位には、1993年に文化遺産として登録された兵庫県の「姫路城」がランクインしました。現在残っている日本の城のなかでも、木造の城郭建築群と城壁・土塀から構成される構造物が特に良く残っています。

image by:Regreto/Shutterstock.com

この城の見どころはなんといっても、白壁で統一された優美な外観です。この優美さから「白鷺城」の別称があり、その名でも広く知られています。


第7位 白神山地/青森県・秋田県

image by:NJ photograph/Shutterstock.com

第7位にランクインした「白神山地」は、青森県の南西部から秋田県北西部にかけて広がっている標高1,000m級の山地のことで、屋久島とならんで1993年に、日本で初めて自然遺産登録されました。

青池 image by:eye-blink/Shutterstock.com

その理由は「人の影響をほとんど受けていない原生的ブナ天然林世界最大級の規模で分布」ということ。このため、樹齢の若いもの、大木、老木、倒壊し朽ちたものまであらゆる世代のブナが見られる原生林が特徴です。

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