これは宇宙人のしわざ?「謎」が多すぎる世界遺産ランキング
21世紀の現代、長い歴史のなかで、人類は地球上のさまざまな事象を解明してきました。かつては「謎」といわれていた神話や伝説も、その多くが科学的に解き明かされています。
しかし、そんな今日でも未だにミステリーが残る世界遺産が、世界には確かに存在します。そして謎があるからこそ、冒険心は揺さぶられるもの。
この度、gooランキングにて「謎の多い世界遺産、実物を見たいのは?」というアンケートを行いました。今回は、そのランキング結果に基づき、日本人が特に関心を持っている8つの世界遺産を紹介します。
気になっている世界遺産は、何位にランクインしているでしょうか。ミステリーを五感で感じる、大冒険の旅へと出かけましょう。
※本記事は現段階でのお出かけを推奨するものではありません。新型コロナウィルスの国内情報および各施設などの公式発表をご確認ください。
第8位 ティヤの石碑群/エチオピア
第8位には「ティヤの石碑群」がランクインしました。ティヤの石碑群とは、エチオピア南西部の南部諸民族州にある村にある未解明の石碑群のことです。
1980年に世界遺産に登録されたこの遺跡群には160以上の石碑があり、大きいものは5mを超えるものも。石碑の多くには、剣や人面のような不思議なレリーフが刻まれています。
石碑を刻んだのはエチオピアの先住民たちと推測されていますが、レリーフに込められた意図などは未解明のままなのです。
第7位 ストーンヘンジ/イギリス
第7位にランクインしたのは「ストーンヘンジ」。イギリス南部のソールズベリーから北西に13km程に位置する環状列石(ストーンサークル)のことで、1986年に世界文化遺産として登録されました。
円陣状に並んだ直立巨石とそれを囲む土塁からなり、世界で最も有名な先史時代の遺跡だといわれています。
考古学者によると、この遺跡は紀元前2500年から紀元前2000年の間に立てられたと考えています。一体なんのために建てられたのか…、太陽崇拝の祭祀場、古代の天文台など、さまざまな説がありますが、結論はでていません。
第6位 万里の長城/中国
「万里の長城」は、中国にある城壁の遺跡。1987年に世界文化遺産に登録され、2007年には新・世界の七不思議にも選ばれています。
現存する人工壁の延長はなんと約6,260km。ちなみに日本の本州の長さは、万里の長城のおよそ7分の1しかありません。
もともとは、紀元前214年に北方の異民族が侵攻してくるのを迎撃するために始皇帝によって建設されました。その後いくつかの王朝によって修築と移転が繰り返され、現存の「万里の長城」の大部分は明代に作られたものであるとされています。
かつては、その長大さから「宇宙から肉眼で見える唯一の建造物」ともいわれていましたが、実際は残念ながら見えないそう。
第5位 スフィンクス/エジプト
エジプトのシンボル「スフィンクス」は、誰しも一度は見聞きしたことがあるほど有名な遺跡ですね。スフィンクスとは、エジプト神話やギリシア神話、メソポタミア神話などに登場するライオンの身体と人間の顔を持った怪物のことです。
一般にスフィンクスといえば、エジプトの三大ピラミッドのそばにある「ギザの大スフィンクス」を指します。全長73.5m、全高20m、全幅19mで、一枚岩からの彫り出しとしては世界最大の像となります。
紀元前2500年ごろに造られたとされていますが、紀元前7000年ごろ、紀元前10500年ごろといった説もあり、謎に包まれています。