サランヘヨ、日本。韓国人が愛するニッポンの素晴らしきカルチャー
日本と韓国のポップカルチャーは、常に互いに影響を受けながら時代とともに進化しています。私たち日本人がチーズタッカルビやオルチャンメイク(美少女[オルチャン]という言葉から派生した韓国風メイク)に夢中になるのと同じように、韓国人も日本のグルメやコスメ、お土産に興味津々。いま、韓国人が気になる日本のトレンドには、一体どんなものがあるのでしょうか?
日本にどのくらいの韓国人が来ているの?
日本政府観光局(JNTO)が発表した訪日外客数の動向によると、2018年に日本に訪れた韓国人観光客数は753万8,952人。一方で中国人観光客数は約838万人となっており、国土面積の違いを踏まえて考えてみても、昨年いかに多くの韓国人が日本を訪れていたかがわかります。
政治情勢の影響もあり最近は減少傾向にあるものの、2019年8月の韓国からの訪日客数は中国、台湾に次いで第3位。日本の観光市場において、常に韓国は切っても切り離せない存在です。
そんな訪日韓国人は、日本のどのエリア、どの都道府県に多くやってきているのでしょうか。
韓国人は日本のどのエリアがお好き?
ブッキングドットコムが発表した「2019年上半期の日本各地の人気予約先」のデータによると、東京よりも大阪のほうが、韓国人からの人気が高いことが判明しました。
東京と大阪の予約数が多い国別ランキング
上記の「東京と大阪の予約数が多い国別ランキング」によると、韓国は東京では第5位にランクインしている一方で、大阪では、中国に続く第2位にのぼり詰めています。
韓国人の大阪好きの要因としては、第一に「フライトの利便性」があげられます。大阪〜ソウル間のフライトは、約1時間半と東京よりも早く、LCCであれば片道1万円程度で来ることができます。
加えて、韓国の若者の間で起きている「日本ブーム」の影響で、日本のアニメやグルメに注目が集まっている点もその理由。
大阪には日本アニメのアトラクションが豊富なユニバーサル・スタジオ・ジャパン(TM)があり、たこ焼きやお好み焼きなど、日本文化に根付きつつも気軽に食べられるファストフードが豊富にあるためです。
6都市の予約数が多い国別ランキング
さらに名古屋、福岡、札幌、仙台の4都市を加えてみると、より深く韓国人の動向がわかりますね。韓国は、名古屋で第4位、福岡で第1位、札幌で第2位、仙台ではランク外となっています。
韓国人の福岡好きの背景には、大阪以上のアクセスのしやすさが後押ししているようです。以前「2位に福岡がランクイン。韓国人が弾丸旅行でも行きたい人気エリア」の記事でも触れましたが、韓国人によって福岡は「弾丸旅行」として非常に行きやすい都市として捉えられているのです。
韓国人が検索する日本のアレコレ
さて、韓国人の訪日事情がわかったところで、ここからが本題です。いま韓国人が気になっている日本のトレンドについて調査。韓国人の動向を知るには、ネット検索の内容をのぞいてみるのが有効的です。