日本のいつもの雪景色に、外国人はなぜここまで心奪われるのか
季節の味覚や温泉、雪景色など、冬の日本を堪能しようと海外からの旅行者も増えるころ。
そんな寒くなる季節、日本を訪れた外国人観光客はどこへ向かうのでしょうか?
この度、グローバルコンサルティングを展開しているアウンコンサルティング株式会社が、検索トレンドを調査。
世界12カ国(国と地域を含む)を対象に2018年12月の日本国内200以上の観光地における検索数を発表しました。
そこで今回は、このデータをもとに冬に注目を集める日本の観光地、そして国ごとで異なる日本への旅の目的などについてご紹介していきます。
アメリカ人とイギリス人は「スキー場」に注目?
冬になると、ウィンタースポーツであるスキー場への関心が多く集まる様子。
なかでもアメリカ人とイギリス人は、日本の有名観光地はもちろん、北海道や新潟県のスキー場も検索していることがわかりました。
スキー場に関しては、韓国・ベトナム・インドネシア以外の全ての国で20位以内にランクイン。
アメリカでは「GALA湯沢スキー場」や「野沢温泉スキー場」、イギリスでは眺望が素晴らしいと評判の「かぐらスキー場」が検索されていました。
GALA湯沢スキー場/新潟県
新潟県にある「GALA湯沢スキー場」は、駅直結のスキー場です。東京駅からJR上越新幹線で約77分というアクセスの良さが人気を集めています。
野沢温泉スキー場/長野県
長野県野沢温泉村にある「野沢温泉スキー場」。こちらは100%天然雪のスキー場で、初心者でも楽しめるゲレンデが多いことも特徴です。なんと利用者の約25%が外国人観光客なのだとか。
かぐらスキー場/新潟県
新潟県にある「かぐらスキー場」では、外国人観光客がウィンタースポーツをしなくてもゲレンデを観光できるパックなどを展開したり、さまざまなコンテンツを用意しています。
世界中のプレイヤーが愛する「JAPOW」
なぜ、アメリカ人とイギリス人が日本のスキー場に注目しているのか。その理由は「JAPOW(ジャパウ)」に隠されていました。
このジャパウとは、JAPAN(ジャパン)とPOWDER(パウダー)を掛け合わせた、日本の柔らかくて良質なパウダースノーを意味する言葉です。
世界各国からもこのジャパウは絶賛されており、北海道や新潟県、長野県などの有名スキー場は毎年多くのプレイヤーが訪れています。