外国人も注目する四国・香川の春を探して。写真で愛でる「桜」名所
アメリカのディスカバリー社が発表した「2020年に訪れるべき新興目的地10選」に日本で唯一選出された四国。欧米メディアが相次ぎ「SETOUCHI」を取り上げ、なかでも香川県は「2020年に訪れるべき目的地」として、高松や豊島・小豆島が選出されています。
そんな香川県には、いたるところに四季を楽しめるスポットがあるのです。そこで今回は、まもなく満開を迎える桜を楽しめる定番スポット、さらにまだ知られてない穴場スポットまで、指折りの桜の名所をご紹介します。
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栗林公園/高松市
まずは、高松市の「栗林公園」です。国の特別名勝として指定された回遊式の大名庭園で、約300年前に作られました。約16.2ヘクタールという東京ドーム3.5個分もの広さを誇り、後ろにそびえる紫雲山を含めるとなんと約75万ヘクタール、東京ドーム約16個分にもなる巨大な公園です。
園内にはソメイヨシノを中心に約320本の桜が咲き誇ります。周囲を散策するのも楽しい湖面には艶やかな桜が映り、約1,000本にもなる松の翠の色彩との絶妙なコントラストは、思わず見惚れてしまう美しさです。
女木島/高松市
穴場スポットのひとつが、高松市の「女木島(めぎじま)」。港から灯台へと続く桜並木をはじめ、島内に約3,000本のソメイヨシノ、ヤマザクラ、ヤエザクラが咲き乱れます。
島の中央部にそびえる鷲ヶ峰の山頂には巨大な洞窟があり、女木島はその昔「鬼が住んでいた」という伝承を持っていることから「鬼ヶ島」とも呼ばれています。鬼のモニュメントなどもあるため、桜に加えて鬼ヶ島散策も楽しめる名所です。
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丸亀城/丸亀市
丸亀市の「丸亀城」も外せない名所のひとつです。現存する木造12天守のうちのひとつであり、国の重要文化財でもある丸亀城。日本一の高さを誇る石垣の上に鎮座する天守を囲むように、約1,000本の桜が咲いています。
お城と空と桜のコントラストが楽しめる昼間ももちろんのこと、例年は400個ものぼんぼりに照らされる夜桜が堪能できる丸亀城。妖艶なソメイヨシノに魅了される夜桜見物は格別です。
金刀比羅宮/琴平町
「こんぴらさん」と呼ばれ、親しまれている琴平町の「金刀比羅宮」は、境内に約3,500本の桜が咲いています。中でも、大門の先にある表参道の「桜の馬場」は、桜の名所です。
毎年4月10日に開催される「桜花祭」では、桜の枝を持った巫女が桜の馬場を行列しながら御本宮へ参進します。神職の方々の神々しい姿は圧巻の一言です。なお、2020年3月23日時点では桜花祭の中止などの公表はされていません。事前に公式サイトをチェックしてみてくださいね。