こんな忘年会なら行きたい…会社員に好評・不評だった飲み会の企画内容
2023年もあと少しで終わり。社内ではそろそろ年末の「忘年会シーズン」に向けて、そわそわしている頃ではないでしょうか。
株式会社ハレガケが調査した「2023年の忘年会の実施予定」のデータによると、半数以上の56.3%が「2023年の忘年会はリアル(対面)で実施する予定がある」もしくは「リアル(対面)で実施したいと考えている」と回答。
「オンラインで実施する予定がある」と回答した企業はわずか6.3%にとどまり、リアル(対面)で実施する忘年会の需要が高まっていることがわかりました。
ですが、会社が忘年会を企画しても、社員からすれば正直「参加したくない…」と思う人も多いはず。
そこで今回は、TRiP EDiTORでもアンケートを実施。今まで参加してよかったと思う忘年会の内容や、ゲームなどの企画、忘年会にかける費用など、他社には聞きづらい質問にたくさん答えていただきました。
「こんな忘年会なら参加したい!」と思われるような企画を考えるため、今年幹事を任されている方や会社の忘年会で出し物を求められている人は、ぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか。
今の時代、会社の「忘年会」は必要だと思う?
今回アンケートを取らせていただいた方のうち、今年会社の忘年会が開催されると回答したのは約半数。開催される会社に勤めるほとんどの人が「参加予定」との回答が集まりました。
「昔は気が進まなかったが、コロナ禍で何もできなかったことを思えば、今は積極的に参加するつもりでいる」(サービス業事務・女性/勤続年数7年)
「緊急の用事が入らなければ参加する予定です」(不動産管理業・男性/勤続年数8年)
「不参加」と回答した人は、そもそも今の時代に「忘年会」は必要ないと考える人が多く、「特になかよくない人と食事をする事に意味を感じないので必要ない。時間もお金も無駄だと思う(販売員・女性/勤続年数3年)」といった厳しい意見もありました。
一方で、参加者する人たちは「強制するものでもないけど、交流という意味でいい企画だと思う(不動産管理業・男性/勤続年数8年)」というように、参加はあくまで個人の意思によるという回答が多く見受けられました。
「会社のみんなが仲良しなら盛り上がってコミュニケーションも取れるのでいいと思います」(飲食業・女性/アルバイト3年)
「確かに時代遅れな感じは否めないが、テレワークや自粛の日々を経験したからこそ、対面で集ってワイワイやる楽しさも悪くないと思う。若い世代に昭和な忘年会を継承したい」(サービス業事務・女性/勤続年数7年)
気兼ねなく楽しめる「貸切スタイル」が好評
「忘年会」とひとくちに言っても、社内で開催する会社もあれば、宴会場を貸し切って盛大に開催するところもあります。前回までの忘年会を振り返り、どんな開催場所が選ばれているのか伺ってみました。
「ホテルのレストランで特別コースメニューが出た時は、わたし含め女性社員大歓喜でした」(金融業・女性/勤続年数4年)
「職場近くの和食店の貸し切って宴会をした。初めてお世話になる店でしたが、食事が美味しく店自体も派手過ぎない綺麗なところで、次もまた利用したいと社内の評判がよかった。二次会はお決まりのカラオケコースだった」(販売員・女性/勤続年数3年)
「会社の食堂スペースで立食タイプの忘年会が1次会で、2次会は居酒屋に行きました」(金融業・女性/勤続年数3年)
「ホテルのホールを貸し切って、立食パーティーをしました」(ITエンジニア・女性/金属年数5年)
「屋形船を貸切して、東京湾をクルージングしながらコースメニューを楽しみました」(食品メーカー・男性/勤続年数15年)
「カラオケ付きの広いアパートメントホテルを借りて、部署全員で鍋を作ってお泊りした会は楽しかったです」(サービス業事務・女性/勤続年数7年)
伺ったコメントでおもしろいと思ったのは、「スーパー銭湯」を貸し切ったという不動産管理業に勤める男性の話。
「スーパー銭湯の大広間を貸切った時は、食事の時だけ集まって飲食して、後は帰るなり二次会するなり風呂に入るなり、自由だったので好評でした」
会社の飲み会は帰り時を見失いがちですが、「お風呂に入ったら帰る」のは自然な流れですもんね。
あとは社員同士の裸の付き合いを受け入れられるかどうかですが、銭湯を利用するか否かも個人の自由と考えればとてもいい企画なのではないでしょうか。
一方、参加したけど正直微妙だったな…と感じた忘年会についても聞いてみましょう。