海外も注目。古き良きニッポンで「古民家ステイ」が静かなブームに
岐阜県飛騨地方にある、「日本昔ばなし」のような古民家

岐阜県北部の飛騨地方に位置する高山市は市町村面積が全国で最も広い場所として知られています。市内の中心地は江戸時代以降、城下町の景観が保たれ、近年では「日本の原風景を残す街」と呼ばれています。「日本昔ばなし」に出てくるような風景が残る高山市や飛騨市には多くの古民家が点在しています。
【高山市一之宮町】「日本の宿 ひだ高山 倭乃里」

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中でも人気なのが、「日本の宿 ひだ高山 倭乃里(わのさと)」。手付かずの自然が残された1500坪という広大な敷地にある古民家宿は8室ほどのみ。注目は本館にある囲炉裏。ここで獲れた魚を焼き、囲炉裏を囲んで夕食。地元名物の「かっぽ酒」も振る舞われます。
【飛騨市宮川町】何もないことを楽しむ「板倉の宿 種蔵」

飛騨市宮川町の種蔵地区にある、「板倉」と古民家が点在する、美しい里山が残る種蔵集落。「板倉」とはかつて1年分の穀物が貯蔵されていた蔵のことを指します。最も古い板倉は300年近くのものもあるのだとか。
こちらの集落にある一軒だけの古民家が「板倉の宿 種蔵」です。2008年に祢宜ケ沢上地区から移築した築100年以上の建物が宿泊先。改装されて中はキレイですが、古い歴史を感じさせます。古民家の近くはコンビにもないし、部屋にはテレビもありません。あるのは、素晴らしい大自然だけ!

何もないことを楽しむ贅沢な日常が待っていますね!