世界が認めた岡山のジーンズ、町おこしとしては成功しているのか?

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2017/12/13

外国人観光客やシニア世代にもアピールを

しかし、岡山がジーンズの産地ということはある程度浸透してきていますが、ジーンズストリートはまだまだ知られていないという気がします。仕事の関係で午前中の訪問だったためか、人影はまばら。また、開店前なのか、それとも閉店してしまったのか、シャッターが下りたままの店舗もちらほら。ちょっと寂しい感じでした。これだけいいものがあるのだから、もっと人を呼ぶ方策はないものでしょうか。

ひとつのアイデアはシニア世代へのアピールです。ジーンズは老若男女を問わず、愛されています。当時ジーパンといっていたジーンズを最初にはいた日本のかつての若者は、今や70歳になろうとする団塊の世代です。この世代はもっとも旅をする世代でもあります。ジーンズとの縁が深かった彼らにアピールすることは、観光客増加に効果的な気がします。

もうひとつ、ジーンズは外国人にも十分アピールできるコンテンツです。しかも、日本の藍染の技術が活用されている『Japan Blue(ジャパンブルー)』は、日本の伝統をアピールできます。世界最高峰のジーンズの聖地を訪問し、本物の製造過程を見学して、しかも購入できるという街は他にはありません。どの国のどの世代にも大変魅力的な観光地となるではないでしょうか。

児島ジーンズストリートの奮闘を期待したいと思いながら、児島を後にしました。

  • image by:松本すみ子
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シニアライフアドバイザー。2000年から団塊・シニア世代のライフスタイルや動向を調査し、発信中。全国各地の自治体で「地域デビュー講座」の講師なども務める日々。当事者目線を重視しています。

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