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W杯予選敗退のイタリア、でも6月のフィレンツェは古代サッカーで熱狂する

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2018/04/12

守護神を祝う日に毎年争われる最終決戦

さて、大会の決勝戦が行われるのは毎年6月24日。フィレンツェの守護神であるサン・ジョバンニを祝う日とされており、フィレンツェではこの日を祝日と定めています。

年に一度の開催とあって、フィレンツェっ子の興味と関心を一手に集める決勝戦。この試合を目当てにフィレンツェ訪れる観光客もこのところ増えていて、最近ではチケットの入手がとても困難になっています。

ちなみに、このトーナメントを制した優勝チームには、フィレンツェの名物料理「ビステカ・アッラ・フィオレンティーナ」に多く使われるキアニナ牛を、なんと丸ごと一頭贈られるとのこと。競技と同様に賞品もまた豪快なんです。

参加するメンバーたちは、この日に向けて地道な準備を一年間重ね、最高のコンディションで試合に臨みます。一種異様な盛り上がりのなか、地元の意地やプライドを賭けて泥臭くも熱く戦う選手たちの姿に、思わず圧倒されるとともに、得体の知れない感動が込み上げること間違いありません。

ルネサンスが誕生した芸術の街……そんな街のパブリックイメージとは正反対の、物騒かつ血生臭さの溢れる伝統競技「カルチョ・ストーリコ」。フィレンツェを訪れた際に、もし日程が合えば、リアルに観戦してみる価値は大いにあるのではないでしょうか。

  • image by:高橋真奈美
  • ※掲載時の情報です。内容は変更になる可能性があります。
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高橋真奈美/イタリア在住。ライター兼フォトグラファー。ヨーロッパを中心に活動中。

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