台湾はもう大丈夫だよ。一青妙さんが教える「花蓮」の通な歩き方

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2018/05/12

自転車で台湾の原風景を巡る

花蓮には豊かな自然が残され、台湾の原風景に出会える場所がまだまだたくさん残されている。

鉄道の花蓮駅を降りると、台湾が世界に誇る自転車メーカー・ジャイアントのレンタサイクルショップがある。宿泊施設でも、レンタサイクルを備えているところが多い。晴れた日にはサイクリングで花蓮を回って欲しい。

きれいな砂浜が続く海岸線沿いの七星潭一帯にはサイクリングロードが整備されており、早朝は地引網が引く漁師の姿も見ることができる。遠くに与那国島や名所の清水断崖を望むことができ、足元には波に削られた色とりどりの綺麗な石ころがキラキラと太陽の光を反射し、さわやかな気分が味わえる。

また、市内から離れるが、「瑞穂温泉」「安通温泉」のように、実に泉質のよい隠れ家的な温泉も充実しているので、リラックスできる。


観光地情報
  • 瑞穂温泉
  • 瑞穂駅からバスかタクシー
観光地情報
  • 安通温泉
  • 玉里駅からタクシー

ちかごろは、あまり環境のよくない台北など西側に住んでいた人たちが、空気や水のきれいな東側の花蓮などに移住するケースも増えている。都会から、新しいノウハウやカルチャーを持ち込んだ移住者によって、花蓮の街は進化し、さらに魅力的なものへ変化している。心身ともにリラッックスできる花蓮を満喫しない手はない。

写真提供/一青妙

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エッセイスト・女優・歯科医。台湾人の父と、日本人の母との間に生まれ、幼少期は台湾で暮らした。現在、台南市親善大使や石川県中能登町観光大使に任命され、日台の架け橋となる文化交流活動に力を入れる。家族や台湾をテーマにエッセイを執筆し、著書の『私の箱子(シャンズ)』『ママ、ごはんまだ?』(共に講談社)を原作にした日台合作映画『ママ、ごはんまだ?』がある。趣味はサイクリング。最新作は、台湾一周を自転車で走った体験記『環島 ぐるっと台湾一周の旅』(東洋経済新報社)。今回の連載で取り上げる花蓮に関する詳しい内容は『わたしの台湾・東海岸「もう一つの台湾」をめぐる旅』(新潮社)に記載されている。

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