台湾はもう大丈夫だよ。一青妙さんが教える「花蓮」の通な歩き方

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2018/05/12

築70年以上も経過した日本家屋がリノベーションされ、古本屋とカフェに生まれ変わった人気店もある。2003年にオープンした「時光書店」だ。台湾のテレビ局・大愛の記者として活躍してきた呉秀寧さんが開いたのだが、記者が古本屋を開いたということで、当時は業界関係者の話題となった。

店内は壁面全体が本で埋め尽くされ、まるで図書館のようだ。白熱灯の優しい灯りと店の雰囲気が徐々にネット上で評判を呼び、いつの間にか、花蓮を代表する文芸空間として認められるようになった。

呉秀寧さんは数年前に、軽食と読書を楽しめるリノベ喫茶店を開いた。1939年に建てられた日本家屋を改装したから名前は「時光1939」にした。外観が気に入って、ボロボロの古家を借り、丁寧に改装した。

やっと見つけた敷地内の庭には飛び石灯籠が置かれ、細部まで気の利いた装飾が施され、店には靴を脱いで上がる。各部屋の間の仕切りは取り払われ、適度のプライベートでなおかつ開放感もあり、置かれている長机や学校机、丸テーブルもそれぞれ個性的で面白い。一度腰をおろしたら、自宅に戻ったような気持ちになり、なかなか離れがたいほど居心地がいい。

観光地情報
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市の中心には、「説時依舊」という民宿がある。築80年以上の耳鼻科診療所の日本家屋をリノベーションしたものだ。建物の持つレトロ感を全面的に押し出し、なかなか雰囲気がある。持ち主の耳鼻科の先生は90歳を超えているが、元気に隣の家で暮らしている。運がよければ、庭先で毎日体操をしているおじいちゃん先生と日本語で会話を楽しめるかもしれない。

もっとワイルドな宿泊体験をしたければ、「巷小老宅子What Inn」がある。こちらは築100年以上の清朝時代の古民家をリノベーションした民宿だ。宿泊だけでなく、夜にはちょっとした居酒屋にも変身する。仲間とワイワイガヤガヤ語り合いながら、ディープな花蓮ライフが体験できるだろう。

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  • 巷小老宅子What Inn
  • 花蓮県花蓮市新港街61巷7号

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