銭湯は東京から変えていく。外国人からも人気、進化する老舗銭湯
10月10日は「銭湯の日」。みなさん最後に銭湯に行ったのはいつだか覚えていますか? 「いつも通っているよ」という方もいれば、「小学生以来行っていないなぁ」なんて方もいるのではないでしょうか。
銭湯は、ピーク時には日本全国で約2万件もあったといわれていますが、年々減少傾向にあり、東京都内だけでもその数は562施設(平成29年時点)となっています。
しかし、近年では改装をして古き良き銭湯文化と新しいコンセプトを取り入れた銭湯が外国人からも注目されていることをご存知でしたか?
今回は、新しくリニューアルした歴史ある銭湯に注目。長年にわたって日本国内随所の銭湯を取材している銭湯研究の第一人者である町田忍さんに、都内で注目されているリニューアルした銭湯を紹介していただきました。
ひとっ風呂浴びて、癒されてみてはいかがでしょう。
品川区「武蔵小山天然温泉・清水湯」2008年リニューアル
清水湯は、大正13年(1924年)に現在の場所で創業した老舗銭湯である。
地元出身の初代が、竹林の広がる田園風景に銭湯を開業。2代目の時代に思い切って温泉を掘ってみたところ採掘に成功。現在の3代目の時代、2008年5月にリニューアルした。
リニューアル工事中に2本目の温泉を採掘したときに、1本目の温泉とは異なる泉質の黄金色の温泉が出た。
したがって都内数ある銭湯を含む公衆浴場において、私の知る限り、一つの施設に2種類の温泉がある浴場は「武蔵小山天然温泉・清水湯」以外に知らない。
「武蔵小山天然温泉・清水湯」の特徴をいくつか紹介すると、まずはその外観だ。和風モダンで入り口は江戸時代の門のようになっており、ロビーに沿って日本庭園がある。
ここの温泉を使ってつくられた「温泉卵(50円)」は名物となっている。2階には岩盤浴もある(女性のみ)。
湯船はすべて東京の温泉の特徴でもあるコーラ色の黒湯。奥の露天風呂2種はすでに述べた黒湯と黄金湯の温泉となっている。場所柄、近辺にグルメ店が多いのも特徴である。
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「成人の日」月曜日は営業!
お昼12時からです。皆さまのお越しを心よりお待ち申し上げております! pic.twitter.com/HvrXz9Twfl— 武蔵小山温泉・清水湯 (@shimizuyuonsen) 2017年1月8日
アヒルちゃん風呂も開催中! pic.twitter.com/x0fHHN2knf
— 武蔵小山温泉・清水湯 (@shimizuyuonsen) 2017年9月10日
- 清水湯
- 東京都品川区小山3-9-1
- 東急目黒線「武蔵小山駅」より徒歩5分
- 定休日:月曜日(祝日の月曜日営業)
- 平日・土曜・祝日12:00~24:00、日曜:8:00~24:00
- http://www.shimizuyu.com/