公園の可能性を探る社会実験。神戸に手作りの青空図書館を作ったら…
公園を市民の第2のリビングルームに
今回の社会実験について、村上さんはこう語ります。
「今回の開催では、将来の東遊園地の有効活用に向けて、6月の第一回目では実験できなかったことを試しきるつもりで企画しています。神戸都心部の活性化に向けて、まさに中心に位置する東遊園地のもつ可能性はとても高く、芝生化など大きな方向性は行政とも共有できていると感じます。来年以降に、長期的な社会実験や運営の見直しなど、次のステップに進めるよう、試せるところは全て試し、神戸市役所と成果を共有したいと考えています」。
新しい神戸でのライフスタイルを提案していくこのプロジェクトでは、市民のアイデアがまちづくりに活かされ、さらにプロジェクトの進行をとおして市民のコミュニティが生まれていっています 。
自分たちの理想的なまちと暮らしは、自分たちでつくるということが大切だと、このプロジェクトは教えてくれるように思います。
今回も20組の個性豊かな本棚オーナーが集まり、市民からこだわりを持って選ばれた本が多数寄せられたそう。企画から会場設営、運営まで市民の力で成し遂げられ、ひとつひとつのコンテンツに想いがこめられたこのポジティブな場から、今回はいったい何が生まれたのでしょうか。とても楽しみです!
ファーマーズマーケット6週連続開催はすでに終了しましたが、アウトドアライブラリーは11月11日(水)からスタートです!関心を持たれた方は、ぜひ訪れてみてくださいね。
詳細はこちらからチェック。
ライター:mizuhokudo
工藤瑞穂。「HaTiDORi」代表、NPO法人ミラツク研究員、ダンサー、元日本赤十字社職員。1984年青森県生まれ。 「小さくても、わたしはわたしにできることを」をコンセプトに、音楽・ダンス・アート・フードと社会課題についての学びと対話の場を融合したチャリティーイベントを多数開催。地域の課題に楽しく取り組みながらコミュニティを形成していくため、お寺、神社、幼稚園など街にある資源を生かしながら様々なフェスティバルを地域住民とともにつくっている。
- 記事提供:マチノコト
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