長崎にもあるランタンフェスティバル。今も残る中国文化を辿ってみた

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2018/10/30

和華蘭文化が満載の「長崎くんち」には中国に関する踊り町も

2018年10月平成最後の「長崎くんち」には「大黒町」と呼ばれる長崎駅周辺の踊り町が参加していました。この大黒町の出し物はその名も「唐人船(とうじんぶね)」と呼ばれる、中国の船を模した曳きものとなっています。

大黒町は鎖国時代には唐からの船も多く停泊していた停泊地であり、歴史的な背景から大黒町の奉納は唐人船を用いた踊りとなっています。

唐人船は忠実に当時の船を再現し、船首には白い丸い円が取り付けてありますが、これは今でも中国の漁船で見かけられる様式「龍目」と同じです。写真は浙江省舟山市に停泊してあった漁船です。

また今年から奉納時の歌は長崎の華僑や中国人の協力を借りて福建語をベースとした「劃龍船(パーロンソン)」という船歌を作り勇ましい海の男の歌を奉納されていました。

大黒町以外も「長崎くんち」には「龍踊 (じゃおどり)」「龍船(じゃぶね)」「獅子舞」など中国の伝統や歴史が影響している奉納踊が登場するのも見どころの一つです。

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