恋に落ちる本屋さん。入場料1500円の「文喫」で運命の一冊探し
研究室
さらにその奥にあるのは「研究室」です。店内唯一の個室スペースになっています。とは言っても現段階では予約などは受け付けていないので、出入りは自由。席が空いていればいつでも利用できます。
お部屋にこもって本を読みふけったり、ちょっとしたミーティングにも利用できるので、この「研究室」は何かと重宝することでしょう。
喫茶室
「喫茶室」はその時の気分で利用できるようテーブル席やソファ席が用意されており、窓側の席からは六本木ヒルズが眺められます。夕暮れ時にかかる時間帯がおすすめです。こちらのカウンターで受け取れるコーヒーと煎茶はおかわり自由。
そのほかにもドリンク(有料)を用意しているほか、「とろけるカスタードプリン」「カカオニブとチョコレートタルト」(各580円)などのデザートまでそろいます。おすすめメニューは「牛ほほ肉のハヤシライス」(1,080円)だそうです。小腹の空いた時は是非ともお試しあれ。
本との出会いを提案する書店の誕生した理由とは
ざーっとですが店内を見て回りましたが、入場料という、いままでにない斬新なコンセプトの本屋がなぜ誕生したのでしょうか。前出したように、ネットで簡単に本が買えるようになっている現代において、本屋で本を買うことが日常で無くなってきています。
だからこそ、このような場所で時間を費やすことが価値になってきているということが背景にあるようです。検索ではできない本との出会いや、本屋での体験価値を広げる場所を提供するという目的のために「文喫」は誕生したのです。
3万冊という膨大な書籍はすべて1冊1点。これらはすべて「一目見て忘れられなくなるような本、じっくり読み込むことで新しい魅力に気づく本など、読者と本の多様な関係性が生まれることを願って、鮮烈さと誠実さをモットーに一冊一冊丁寧に選びます」という、エッジの効いた「文喫」セレクトによるものです。
普通の書店とはちょっと違う本の並べ方も手伝って、思わぬところに意外な本との出会いが待っています。
「本と出会って、恋に落ちる」。選んでいる時にたまたま手にした本だったり、ページをめくるたびに飛び込んでくるストーリーに、はたまたいきなり目に飛び込んできたインパクトのある表紙など、さまざまなシチュエーションの中にこれまで体験できなかった一冊の本との出会いが待っているのが「文喫」なのです。
いままでの本屋にはない、既成概念を吹き飛ばすような新しい本屋の楽しみ方ができる、そんな「文喫」で、運命の一冊に巡り合ってほしいものです。
- 文喫
- 東京都港区六本木6-1-20六本木電気ビル1F
- 03-6438-9120
- 六本木
- 1500円(税抜)
- 定休日:不定休
- 9:00~23:00(L.O.22:30)
- http://bunkitsu.jp/
- 電源、Wi-Fiあり(閲覧室・研究室・喫茶室のみ)/飲食可(閲覧室・研究室・喫茶室のみ)
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