ここが変だよ日本人。外国人が選ぶ世界の「おふくろの味」
ここが変だよ日本人。グロテスクなタコを食べるなんて…
たこ焼きやタコブツ、たこの酢の物やたこ飯など、日本人にとって身近なタコ。特に関西地方ではおでんにタコが入るほど身近な魚介類ですが、アメリカ出身の方によると日本人がタコを食べる文化に驚いたそうです。
「あるとき会社の人がたこ焼きを焼くホームパーティを開きました。その人は大阪出身で、『大阪では必ず一家に一台たこ焼き機がある。たこ焼きはおふくろの味だ』と教えてくれました。当時はたこ焼きを食べたことがなかったので、初めての料理を楽しみにしていたのです。
その人は『たこ焼きはホットプレートじゃなくガス式で焼くのが定番』と言いながら熱心に焼く準備をしていたのですが、冷蔵庫から出してきたのは、なんとタコの足だったのです…。僕の出身地ではタコを食べる文化はなく、むしろグロテスクで嫌われている存在ですので、食べることにとても抵抗がありました。
たこ焼きが出来上がってからも最初は断っていたのですが、試しに食べてみると…とっても美味しかったのです!ちょっとタコは噛み切りにくいけど、栄養も豊富らしいので、あれ以来たこ焼きが大好きになりました。大阪のソウルフードは最高です」(アメリカ出身・30代・在住歴3年目)
食文化の多様なアメリカですがタコを食べない方も多いみたいです。今回、お話を伺った方も見た目が苦手だったそうですが、結果としてたこ焼きが大好きになったというのはとても嬉しい話ですね。ではおふくろの味とは?
ハンバーガー/アメリカ
ご自身のおふくろの味について質問してみると、ハンバーガーと教えてくれました。
一口にハンバーガーといってもこだわりがあるそうで、「パティをウェルダンくらいにしっかり焼いて、野菜を乗せずにチーズをたっぷり。それでケチャップとマスタードというシンプルな味付けが母の味」なのだとか。ちなみに日本の照り焼きバーガーやフィッシュバーガーも大好きと言っていました。
アメリカでも日本のみそ汁と同様に家庭によって味付けが異なるようですが、おふくろの味といって思い浮かべるのはハンバーガーだそうです。
続いては日本人にあまり知られていない世界各国のおふくろの味、そして日本人の好みに合うであろうおふくろの味をご紹介していきます。