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「信州味噌」は東京を2度も救っていた。味噌王国・長野の歴史

TRiP EDiTOR編集部
TRiP EDiTOR編集部
2017/08/22

信州味噌といえば、八丁味噌や仙台味噌と並び「日本三大味噌」に数えられる信州・長野県の名物です。味噌の名産地だけあり、なんと長野県は味噌の消費量も全国一位なのだとか。無料メルマガ『郷愁の食物誌』では、長野県民がどれだけ味噌をたくさん食べているのかと、なぜ信州味噌がここまで有名になったのかを紹介しています。

信州は味噌王国

信州味噌の「門前みそ」(画像提供/長野県観光機構)

全国的にも名の知れた「信州味噌」。生産量・消費量ともに日本の味噌全体の約4割を占めるとか。名実ともに信州・長野県は国内に冠たる味噌王国なのだ。当然ながら、長野県民は信州味噌が大好き、総務省の調べによると、都道府県別の一世帯あたりの味噌消費量ランキングでは堂々のトップに君臨中。

 

信州須坂みそ
信州須坂みそ(画像提供/長野県観光機構)

それゆえか、長野県下には大手味噌会社の本社や工場が集中しているほか中小の味噌メーカーも数多い。我が家は昔から味噌はどこそこだと、ひいき・お気に入りが決まっている人も多い。それだけでなく、今や全国的には珍しくなった家庭で味噌を作る家も少なからずあるようだ。私も昔、母の実家で作っていて、その味噌作りを手伝った思い出がある。

 

信州味噌は米麹と大豆でつくる味噌(米味噌)で、淡色で辛口を特徴としているが、むろんその出来合い・味わいは、メーカーによって異なる。

 

信州人にとってそのこだわりの味噌だが、毎日の味噌汁はもちろん、春は「ふき味噌」。夏は「ナスの油味噌」、秋は「クルミ味噌」、冬は「味噌鍋」と、年中大いに使いまくる

ご当地グルメ「信州みそ天丼」(画像提供/長野県観光機構)

大根の味噌漬けといろいろな野菜をみじん切りにした北信地方の「やたら」など、味噌を活かした郷土料理も。この「やたら」は「やたら細かく刻むから」「やたら野菜を入れるから」など名前の由来には諸説。私も北信地域には長くいたから、ご相伴にあずかったことは何度も、旨い。

 

信州みそらぼのホームページによると、信濃国に味噌造りが普及したのは、武田信玄が行軍用(兵糧)として造らせた「川中島溜」以来とされる。 大正12年、関東大震災で壊滅的な被害を受けた東京に向けて救援物資として送った「信州味噌」が格別な好評を得る。 昭和初期の経済恐慌で、諏訪地方の製糸業が閉鎖、従業員向けに自家用味噌をつくっていた技術をもとに、大規模な工場建物を利用した味噌の生産を開始。太平洋戦争と敗戦 灰じんと化した東京に、戦災をほとんど受けなかった長野県から品質の良い味噌を届けたのをきっかけに「信州味噌」の評判がさらに高まり、現在の長野県下におかる味噌産業の繁栄につながっている。

 

画像提供:長野県観光機構

 

郷愁の食物誌
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団塊の世代以上には懐かしい郷愁の食べものたちをこよなく愛おしむエッセイです。それは祭りや縁日のアセチレン灯の下で食べた綿飴・イカ焼き・ラムネ、学校給食や帰りの駄菓子屋で食べたクジ菓子などなど。

 

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「信州味噌」は東京を2度も救っていた。味噌王国・長野の歴史
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