ここが変だよ日本人。外国人が選ぶ世界の「おふくろの味」
カリーパフ/マレーシア人
こちらは今回、執筆のためにあらためて話を聞いたわけではありません。しかし、数年前に取材でお世話になったマレーシア人が、取材旅行中に現地のおふくろの味として作ってくれた料理になります。それがカリーパフ。
カリーパフとは細かく切ったジャガイモやタマネギ、エビなどの具材とカレー粉を混ぜ、小麦粉の生地で包んで揚げた料理ですね。
こちらも当時、カリーパフ作りにチャレンジさせてもらいましたが、生地から具材がはみ出したり、生地を互い違いに指先で閉じる作業がうまくいかなかったりと、大苦戦した思い出があります。その姿を見て、現地の人たちからは温かい歓声が上がっていました。やはり皆で作る料理は、記憶に深く残りやすいですよね。
ラタトゥイユ/フランス人
ラタトゥイユについては、多くの日本人が知る料理かと思います。今回はフランス人ではなく、フランスの日本人学校に高校まで通った経験のある日本人が、現地のおふくろの味として教えてくれました。
ナス、ズッキーニ、ピーマン、パプリカ、タマネギ、トマトなどの夏野菜をオリーブオイルでいため、野菜から出る水分で煮詰める料理ですね。
2007年に日本で公開されたアメリカの映画『レミーのおいしいレストラン』(ピクサー・アニメーション・スタジオ)の原題は「Ratatouille」。まさにラタトゥイユです。映画の中でも、おふくろの味として、ラタトゥイユが大きな意味を果たしていましたね。見逃している方は、ぜひともチェックしてみてください。
チャプチェ/韓国
韓国出身の方が即答したのが、チャプチェでした。こちらは春雨と牛肉を炒めた韓国料理で、具材は家庭によって様々なのだとか。「母が作るチャプチェはお婆さんから教わったレシピで、お店で食べるよりも実家の方が味が濃くて美味しい」とコメントしてくれました。
現地では定番料理として知られているチャプチェですが、韓国の春雨は太くて食べ応えがあるそうですよ。