旅をもっと欲張りに。連休+有給1日で行く、海外「2カ国周遊」のススメ
おすすめ海外2カ国周遊プランNo.2 キプロス島からヨーロッパ&アジア
次に紹介するのは、ヨーロッパとアジアを1分以内に移動できるお得な島「キプロス島」です。キプロス島は南が「キプロス共和国」、北が「北キプロス・トルコ共和国」の管理下に置かれ、さらに一部はイギリスの管理するイギリス軍基地がある複雑な島です。
ただし、日本を含め国際連合加盟国193カ国中、トルコ以外は北を北キプロス・トルコ共和国と認めていないのが現状です。
移動とパスポートチェックの方法について
北キプロスと南キプロスはグリーンラインで分断されており、ここを通るには入国審査が必要になります。
通貨はユーロを使用し、住民はギリシャ系の人々が暮らしている南キプロスを出国し、徒歩で100mほど先にある北キプロスの入国審査を受ければ、その先には東アジアの世界が広がります。
通貨はトルコリラ、住民のほとんどがトルコ系の人々で、街の雰囲気も全然違います。出入国に必要なのはパスポート提示のみですよ。
「キプロス島」の南でおすすめのスポット
南キプロスの見どころは、なんといってもその美しい海です。島中いたるところにあるビーチではヨーロッパで1番美しいともいわれている地中海を楽しむことができます。
また、多くの場所で海水による浸食がすすんだ青の洞窟など、神秘的な世界が広がっています。
ギリシャ神話に出てくる愛の女神アフロディーテことヴィーナスが誕生したと言い伝えられる岩場があるのも南キプロスです。この岩場と合わせてヴィーナスが水浴びをした場所など、ゆかりの地を巡るツアーも人気です。
ほかにもローマ時代のモザイク画が残る遺跡や、トロードス地方にある世界遺産の教会群など、たくさんの見どころが詰まっています。
また、南キプロスで食べられているギリシャ料理はとっても日本人の舌にあう料理ばかりです。新鮮なシーフードをふんだんに使ったフィッシュメジと呼ばれるシーフードコースは、大抵どこのレストランでも20ユーロ前後で2人前食べられます。
食べきれないほどの野菜と魚料理が、これでもかというほど出てきますよ。
「キプロス島」の北でおすすめのスポット
一方、北に行くと目の前に広がっているのが、アジア特有のなんでもありのマーケット街です。活気があって、いい意味でごちゃごちゃしたあの雰囲気はワクワクします。
物価は南に比べて北キプロスの方が安いです。北キプロスにはイスラム文化を感じるモスクなど、南とはまた違った観光も楽しめます。
キプロス島でヨーロッパ&アジア周遊プランを満喫するためのポイント
日本から16時間hどで行けるキプロス島へは、カタール航空やエミレーツ航空などの深夜便があります。連休前日の夜から出発すれば、現地で丸々3日楽しめるのでお得です。
ただし、キプロス島の北にあるErcan空港の使用にはご注意ください。北は国としてトルコ以外では認められてないので、入国審査官によっては南への移動を許可してもらえない場合があります。
南にあるLarnaca空港、もしくはPaphos空港を利用するようにしましょう。