まち、丸ごと芸術作品。香川県「直島」をめぐるアートの旅

ベネッセハウス周辺のアート作品

直島南部でメインとなるのは、現代美術を取り扱い、ホテルまで備えた美術館「ベネッセハウス」です。ホテルだけでなくレストランやショップもあり、敷地内及び周辺には数多くのアート作品が点在しています。

バスで訪れる外国人観光客もいるほどで、直島を訪れたらはずせない場所といえるでしょう。

宮浦港から約2kmでたどり着くのが「地中美術館」。クロード・モネや ジェームズ・タレル、ウォルター・デ・マリアによる美術品が展示されており、建物は安藤忠雄氏の設計で、そのほとんどが地面に埋まっているという特徴的なものです。

今回はそのまま通り過ぎましたが、ご興味のある方はぜひとも中に入ってみてください。

地中美術館から少し進むと門があり、これがベネッセハウスへの入口です。なお、観光バスなど許可を得ているものを除き、車や自転車は入ることができないようでした。ランニングであれば問題ありませんが、ほか交通手段を利用する際にはご注意ください。

なかに入ると、すぐ右手に見えてくるのが「李禹煥美術館」です。付近には岩と鉄板で作られた『関係項-対話』、奥にある「柱の広場」には同じく岩と1本の柱で作られた『関係項-点線面』という作品があります。ぜひ美術館の中も見に行ってみてください。

ベネッセハウスの敷地に入ると下り坂が続きますが、その途中にある池をよく見ると、奥に何やら複数の仏像が。これは『スラグ・ブッダ88』といい、直島にある八十八カ所、88体のお地蔵様をモチーフにしているそうです。

ちなみに島内を走っていると、いくつも「第○○礼所」と書かれた札と仏像がありました。

さらに降りていくと、細い道を入ったところに「文化大混浴 直島のためのプロジェクト」があります。いくつもの大きな岩に囲まれ、置かれているのはバスタブ。このお風呂に入って海を眺めたら、さぞかし気持ちいいことでしょう。


残念ながら蓋がされていてお湯も入っていませんが、目線を下げると、なんとなくお風呂に入っているような気分になります。

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