まち、丸ごと芸術作品。香川県「直島」をめぐるアートの旅
見落としがちな山側に位置するアート作品たち
宮浦港からベネッセハウス、そして「家プロジェクト」の見られる本村地区を経由して再び宮浦港へ。とてもスムーズな周回ルートですが、実はこのルートでは見落としてしまいがちな場所があります。
それが、ベネッセハウスを挟んで海ではなく山側に位置するアート作品です。
こちらは、直島ダムの横に広がる『桜の迷宮』。今回は時期が悪かったようですが、春に来れば約130本の桜が咲き誇るのでしょう。
季節限定のアート作品なので、ぜひ春に訪れてみてください。ベネッセハウスの入口付近、県道256号から逆側に細い道を外れるとあります。
『桜の迷宮』のすぐ近くにある、とても目を引く作品が、こちらの『もうひとつの再生 2005-N』。巨大なゴミ箱で、中にはこれまた大きなチラシなどが捨てられています。ゴミ箱…ですが、決して中に本物のゴミを捨てないように。
アート作品ではありませんが、ベネッセハウスへ下りず県道256を直進するとこんな景色も見ることができます。可愛らしいイラストと静かな環境、待っていたら猫バスが来てくれそうな雰囲気です。
風を感じ、絶景を目にする旅ラン
アートが中心の旅ランでしたが、直島の自然も素晴らしいものでした。島というだけあり、アップダウンが多いので走りごたえも抜群。緑に囲まれ、新鮮な空気を存分に吸い込みながら走れる清々しい環境です。
ふと開けた場所で横を見れば、一面に広がる青い海。そして、奥には周囲の離島なども見えます。上り坂は走るのがキツい一方、登るほどに眺めが良くなるんですね。こうした自然との触れ合いは、旅ランの大きな楽しみです。
今回、全体を通じて走った距離は約15km。午前中のフェリーで向かえば、ゆっくり走って楽しんでも明るいうちに戻れます。高松や岡山を訪れた際には、ぜひ足を運んでみてください。きっと、素晴らしい旅ランの時間が待っているはずですよ。
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